堀米雄斗にもきっとつながる、スケボーアイドルの「トリック」と積み重ね…清司麗菜の#skatelife
プロスケーターなら、甘えたことは言っていられないのかも。だけど、私も多くのスケーターと同じ、仕事を抱えながら楽しんでいるローカルスケーターの一人。都合がつかないこともある。
英樹さんは言う。「スケートボードは毎日乗ることが大切だ」って。今までは時間がたてばできるようになるトリックが増えるかと思ったけれど、プロから見ても重要なのは「毎日乗ること」だそう。私がその言葉に「ぐっ……」とたじろぐと、「毎日乗れないのなら、イメージトレーニングをすること。やってみたいトリックの動画を集めて、自分ならどうするかとイメージしてみる。俺もやっているよ」と言ってくれた。これならできそう。
スケートボードのレベルは、近年すごく上がっている。例えば、東京オリンピックで金メダルを取った西矢椛(もみじ)選手の「ビッグスピンボード」は、パリオリンピックに初出場を決めた14歳の吉沢恋(ここ)選手も東京オリンピックの前からできた――というのはよく知られた話だ。
誰かが開発した新しいトリックは、SNSに載って、世界中に瞬く間に拡散される。それを見て、新しい技ができる人がどんどん増えていく――というのがこのスポーツの特徴だ。SNSを見るだけなら、いつだってできる。私も、もっとうまくならなくちゃ。
積み重ねること
積み重ねることって、なんでも難しいよね。なりたい姿を想像して、そこに向かって努力する。当然だけど、すぐにできたら苦労しない。
AKB48グループのアイドルが参加する、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の個人戦の決勝大会へ出場が決まった。今回は海外グループも参加する厳しい戦いになるけれど、とりあえずやれることはやりたいというのが本音だ。
選抜総選挙がなくなってから、グループ全体で競う大きな大会になった。私は、2019年の第1回大会から予選に出場している。
第1回から第3回まではずっと予選敗退。第4回は心が折れて、出場すらしなかった。でも、NGT48のメンバーで、2期生の三村妃乃に誘われて、第5回に出場した。個人戦は予選で敗退したけれど、チームで出場するユニット戦では優勝することができた。そして、今回。個人戦で初めて決勝大会に進むことができたのだ。