新しい目標を立てる前に! 「小さな成功を祝う」スキルを身に着けよう
「成功には様々な形や大きさがありますが、私たちの多くは毎日がとても忙しく、やらなければいけないことの繰り返しで、自分が取り組んだささいな成功を祝福することを忘れています」と話す、ヘルスコーチのAYUMIさん。 今回は、小さな成功を祝う方法をシェアしてもらったので、来年の目標を立てる前にぜひトライしてみて! 教えてくれたのは:AYUMI 米国認定ホリスティックコーチ NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。プログラム後は「人生が変わった」「食の悩みがなくなった」「パートナーや周囲との関係が良くなった」との声も。センスあふれるSNSにファンも多い。
自分の成功を軽視し、厳しすぎる傾向に
私は自分の取り組んだことを軽く考え、認めず、自分に厳しすぎる傾向があります。常に、やるべきこと、やりたいことを意識し、目標を設定し、終わりのない戦いに終われ続けます。無事、目標が達成された場合も、またすぐに多くのことをするために新しい目標を設定するということを繰り返してきました。この時の自分は、言い換えれば、達成されたことより、まだできていないこと、すべきことに目を向けていたのです。 自分の掲げた目標を達成しても、まだ足りないと思っていたのです。そしてそれが数年続いた結果、突然のモチベーションの低下、燃え尽き症候群、疲労に襲われました。それは何を達成しても、常に改善点、上を目指すことが世界にはあふれているからです。より多くを求めて努力し続けていると、途中で疲れ果てるかもしれません。また、このような取り組み方をしていると、うまくいかなかったとき、目標を達成できなかった時に、諦めてしまう傾向が強くなります。
「小さな成功を祝う」メリットは?
結婚式や誕生日、仕事の売り上げやプロジェクトなど、大きな成功は祝われることが多いですが、生活の中で起きる『小さな成功』はどうでしょう? 成功を祝うことは重要です。しかし、常に次の目標を探しながら、より高い目標達成を求められる世界では、自分がどこまで到達し、何を達成したかを忘れがちです。 ここに成功を祝うと起きる2つの利点があります。 ①気持ち良くなるホルモンが分泌される! 科学的に「小さな成功」を祝うことで脳にドーパミンが放出され、やる気につながる、気分を良くするホルモンが分泌されることがわかっています*。それを経験すると、脳は「気持ちいい」感覚を得られるため、その行動を繰り返し、前に進み続けることができます。定期的に小さな成功を積み重ねてそれを確認できていると、私たちは精神的、感情的な強さを身につけることができるため、途中で燃え尽きることなく、長期的に継続できるのです。 ②自信が生まれ、前向きになる! 小さな成功でも、うまくいったことが確認できると、人は大きい小さいに関わらず、“自分は再び成功できる”と考えるようになります。ですので大きさに関わらず成功を祝うことは、自信とアイデンティティを築く上で重要な要素です。