センバツの頂点に立つのは? 春の甲子園の優勝候補(2)公式戦13連勝中の“王者”
第96回選抜高等学校野球大会が3月18日に開幕。開催に先立ち、8日には組み合わせ抽選が行われ、対戦カードが決定した。今大会は各校の実力が拮抗し、優勝候補本命が不在と言われている。ここでは、優勝候補と目される6校を厳選し、チームの特徴や注目選手を紹介したい。 【表】春のセンバツ甲子園2024 勝ち上がりトーナメント表
星稜(石川)
無傷の公式戦13連勝で明治神宮大会を制した星稜。今大会も優勝候補の一角に挙げられている。 昨秋は石川大会、北信越大会を立て続けに制覇すると、明治神宮大会では広陵(広島)、青森山田(青森)、豊川(愛知)と各地区の代表校を次々と撃破。決勝は作新学院(栃木)を相手に3-1で勝利し、32年ぶりの大会制覇を果たした。 投手陣は、明治神宮大会の決勝で9回1失点の好投を見せたエース左腕・佐宗翼に加え、本格派右腕の道本想とタイプの異なる二枚看板を確立。共に140キロ超の直球を持ち、抜群の安定感を誇る。 一方、打線は明治神宮大会で2本塁打を記録した4番・萩原獅士を中心に隙のない攻撃を展開する。準決勝・豊川戦では打線が爆発し、15得点でコールド勝ちを収めた。 星稜は、21世紀枠での出場となる田辺(和歌山)と大会初日の第2試合で対戦予定。秋春連続の日本一に注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部