筑波大が天皇杯でJ1首位町田からPK戦の末に大金星 2年生エースFW内野航太郎が劇的同点弾
◇天皇杯第104回全日本サッカー選手権大会2回戦 筑波大1―1町田(PK4―2)(2024年6月12日 町田GIONスタジアム) 大学チームが初めてJ1首位クラブを破る大金星を挙げた。町田に挑んだ筑波大が1―1からPK戦の末、大きな勝利を収めた。 昨年関東リーグ1部王者の筑波大は、U―23アジア杯でパリ五輪出場権獲得に貢献した2年生エースFW内野が先発した。前半にCKから先制を許し、その後は後半終盤まで町田の堅守を崩せず。それでも終了間際のアディショナルタイムに、エース内野が起死回生の同点弾。右クロスを味方が胸で落とし、右足で相手DFの股を抜きネットを揺らした。 1―1で突入した延長戦の後半には町田がPKを獲得も、GK佐藤瑠星がFWエリキのシュートを読み切ってビッグセーブ。PK戦でも3人目のキッカーを見事にセーブし、勝利の立役者となった。 筑波大は17年度2回戦で、当時2年生の三笘薫(現ブライトン)が2得点の活躍でJ1仙台を撃破。多くのプロを輩出してきた名門が、同大会以来となるJ1クラブ撃破を成し遂げた。