「弱点と頑固さ」ダービーで惜敗したトッテナム指揮官の問題を現地メディアが指摘「偶然ではない、計画の不備だ」
プレミアリーグ第4節、トッテナム対アーセナルのノースロンドンダービーが現地時間15日に行われた。試合はアーセナルが1-0で勝利している。英メディア『90MIN』は現地時間16日に、ダービーで敗れたトッテナムが抱える問題について指摘していた。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 今季最初のノースロンドンダービーは、トッテナムがホームにアーセナルを迎えた。前半からヒートアップした試合は、トッテナムの選手にイエローカード5枚、アーセナルの選手に2枚と、前半45分間で出された警告数としてプレミアリーグ史上最多記録を作るダービーらしい展開に。 互角の展開が続く中、一歩先に出たのはアウェイチームだった。アーセナルはセットプレーからDFガブリエル・マガリャンイスが見事なヘディングシュートを決めて、待望の先制ゴールを挙げることに成功。結局この1点を守り切り、試合はアーセナルが1-0で勝利している。 同メディアは昨季に続いてセットプレーの失点で敗れたトッテナムについて、「トッテナムは負のスパイラルに陥っている」と題して、「アンジ・ポステコグルー監督はこの悪循環を断ち切ることができるだろうか。指揮官の弱点と頑固さが注目される」と、チームの問題の一因は指揮官にあると指摘。 そして、「攻撃の青写真は素晴らしいが、大きな欠陥がある。アンジェ・ポステコグルーとトッテナムの野望にとって、それだけでは成功には不十分かもしれない」と言葉を続け、「スパーズは相手にトランジション、フリーキック、コーナーキックでスペースを与えてくれる。セットプレーで勝つことや集中力のなさを突くことができる。トッテナムで起きていることは偶然ではなく、むしろ計画の不備によるものだ。監督は、チームの最大の問題は決定力の欠如だと嘆くが、チャンスを生み出せていないのでゴールも生まれない」と、トッテナムが抱えている弱点について言及していた。 そして、「ポステコグルーは世界中で成功を収めてきたが、プレミアリーグで注目を浴びる中で、彼の欠点が目立ち始めている。トッテナムのビッグゲームやダービーでの記録は、彼らが好んで行うプレーと同じくらい予測可能だ。監督は、選手たちが十分に努力すれば、この困難な時期を乗り越え、自分が夢見ているチームになれると固く信じている。ただ、それが実現するかどうかは、彼が考えているほどはっきりと保証されていないようだ」と、指揮官にも変化が求められていると強調している。
フットボールチャンネル編集部