原英莉花の最新セッティング。契約フリー、5ブランドによる14本で日本女子オープン制覇
今シーズン、前半途中から休んで腰痛の治療に専念し夏場に復帰、そして、日本女子オープンで見事優勝を飾った原英莉花。現在、クラブ契約はフリーとあって、数多くのブランドがバッグに入っていた。 原英莉花の最新クラブセッティングはこちら
ドライバーはパラダイム ツアーのロフト9度。ソールのフェース寄りにウェイトビスが入った浅重心のロースピンモデルだが、さらにソール前方に鉛を貼り低スピン化を図り、その後ろでT字状にも鉛を貼って、振り感とスピン量を調整。
今年のドライバースタッツで、平均飛距離255.7ヤード(7位)は昨年とほぼ同じだが、フェアウェイキープ率が64→68%に上昇。シャフトはクセのない、中調子のジ アッタスV2。3Wは2021年モデルのヤマハRMX VD、5Wはエピックスピード♦♦♦と、ヘッドは違うが、シャフトは同じモデルを挿している。
6Iから9IはミズノTOURプロト。ミズノのツアーレップに聞くと、「このアイアンは北海道Meijiカップ(8月)からです。原選手から、『やや大きく見えるヘッド形状で、少しオフセットのあるアイアンをお願いできますか』とのリクエストがあり、その要望に近いJPX 923ツアーをベースにして作ったプロトタイプです。見た目以外には、軟らかな打感と抜けの良さを意識して作ってあります」
原自身は、「もともとミズノさんと契約していたので、あの打感からは離れられません。打っていてやっぱり気持ちがいいですね。5Iもミズノさんの中空のフライハイで、プロ2年目からずっと使っています。フェースが大きく見えて安心感があって、ラフでも楽に打っていけます」
4本のウェッジはゾディア。4本ともバックフェースのデザインは同じだが、ロフトによってソールの厚みとグラインドが微妙に違う。シャフトはアイアンと同じアッタスFFだが、一段階重い95を挿す。「ウェッジだけではありませんが、私は最初に重く感じるのが嫌なので、軽めに作っていただいて、振った感触と打感とスピンを見ながら、最後に鉛で調整しています」。実際、ゾディアのウェッジも49度と55度のバックフェースに鉛がしっかり貼ってある。
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