「ユウキがこのレベルを続ければ…」角田裕毅のレッドブル昇格の可能性をRB首脳が示唆 海外メディアも「F1における未来は明るい」と見解
今シーズンのF1で、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は7度の入賞を果たすなど、ドライバーとしての評価を高め続けている。その活躍ぶりから、来季のレッドブルへの昇格の噂も途切れることはない。 【動画】マシンが大破したハンガリーGP予選での角田裕毅のクラッシュシーン 不振が続くセルジオ・ペレスの後任候補として、ベテランのダニエル・リカルドや、リザーブドライバーのリアム・ローソンの名前も有力視されている中で、日本人ドライバーが候補の1人との声も根強いものとなっている。米スポーツメディア『ATHLON SPORTS』は現地時間8月15日、現在までの角田のパフォーマンスを論じる特集記事を配信。その中では、角田に対するチーム首脳陣の声なども紹介している。 同メディアは、「ツノダの2024年シーズンは素晴らしいの一言に尽きる。これまでの14レースでチームをコンストラクターズランキング6位に導いただけでなく、ほとんどの週末で経験豊富なチームメイトのダニエル・リカルドを圧倒している」と主張。さらに、「24歳のツノダはレッドブルでレースをしたいという野望を公言しており、チャンスがあればチャンピオンシップでフェルスタッペンに挑戦できると自信みせた」などと振り返っている。 また、レッドブルのシートをめぐっては、グループ内で他の候補を推す声もあったことで、「ツノダの夢は手の届かないものに思われた」としながらも、今月に入りRBのピーター・バイエルCEOによる、欧州メディアのインタビューで語ったコメントが「ツノダに一筋の希望を与えた」と指摘する。バイエルCEOは、「ユウキがこのレベルで一貫してレースを続ければ、レッドブル・レーシングのシート獲得が検討される」と述べたとしている。 また『ATHLON SPORTS』は、「バイエルは、レッドブルは決断を急いではいないと強調し、ツノダに育成のための時間を与えたり、早めに昇格させたりすることも含め、すべての選択肢を残している」と角田の今後について言及。加えて、以下のように見通し、トピックを結んでいる。 「彼は現在のRBチームのスターであることに変わりはないが、レッドブル昇格の可能性は明らかにある。ツノダがフェルスタッペンの隣に座るためには、これからの数レースが重要になる。しかし、ひとつだけ確かなことは、ツノダのF1における未来は明るいということだ」 シーズンが進むにつれ、角田のポテンシャルを評する声は膨らみ続けている。サマーブレイク明けのオランダGPでも、これまで以上の会心の走りがみられるか。期待は高まるばかりだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]