ランナー熱走の裏で ドタバタの設営に救護の現場では…「愛媛マラソン」支える5300人のボランティア&スタッフたち
一方、ランナーの手荷物を預かっているテントでは… 愛媛大学附属高校 1年生: 「11182!」「11952!」「11362です!」 高校生が数字を連呼!! 「遠くの方から見つけてなるべく早く言ってあげてスムーズに渡せるように」
読み上げていたのはランナーが付けているナンバー。待ち時間が短くなるよう、番号をいち早く伝える、見事な連携プレイで荷物を受け渡していきます。 「なんかもう、一種のスポーツみたいな感じ。自分たちのできることでエールを送れたらいいなと思ってランナーのみなさんも笑顔になってくれるのでそれが魅力」
ランナーが帰る前に、準備を進めていたおもてなしブースには… 4年ぶりの足湯に: 「足湯最高です!途中足の指の感覚がなくなるぐらい寒い時間もあったのでこのあったかさが天国です」 いもたきを食べた人: 「めっちゃおいしいです寒かったので温かいものが食べられてすごくうれしい」 「ありがたいですね。ただただありがたい」
400人の救護スタッフ 8つの救護所では医師たちが待機
こちらには、ランナーの“体調”に向き合う人たちがいました。フィニッシュまで残り3キロの松山市姫原の救護所です。 治療にあたっているのは、中予地区の医師や看護師。愛媛マラソンには体調不良のランナーに迅速に対応するため、コース上に8つの救護所を設置。
救護所以外にも、AEDを携帯して自転車で移動するスタッフや救命ランナーなど、あわせて400人近い救護スタッフが携わっています。
愛媛大学医学部附属病院 松本紘典医師: 「途中でふらふらして危なそうだっていうので、救命ランナーのほうが支えて連れてきてくれた」 こちらの40代の男性、最後の難関 平田の坂あたりからどこを走っているかわからない状態になっていたとのこと。 看護師: 「(血糖値)40もうちょいチョコレート。低血糖でしょうか」 松本医師: 「そうやね、低血糖だね」 松本医師: 「糖が下がったりするとエネルギーとかうまく使えなくなって体温が下がりやすくなるんだと思います」