勤続年数5年目の先輩と3年目の私が「同じ給料」で気まずいです。昇給って難しいのでしょうか?
昇給以外で自分より勤続年数の長い人と同じ給与になる要因
先輩社員の給与と並ぶ要因は、昇給だけとは限りません。ここからは、昇給以外で給与がアップする「手当」と「控除」について解説します。 ■福利厚生による手当金 会社の福利厚生として支給される手当によって先輩社員の給与に並ぶことが考えられます。例えば、会社で家族手当が支給される場合、5年目の先輩が独身で3年目の自分が所帯持ちであれば、家族手当の分だけ自分の給与が多くなるのです。 また通勤手当は距離に応じて支給される金額が異なるケースもあるため、5年目の先輩が会社の近くに住んでいて、3年目の自分が遠方から電車で通勤している場合、給与が同程度まで上がることもあるでしょう。 ■控除制度の適用 年収ということであれば、配偶者控除や住宅ローン減税といった控除制度の適用によっても、給与の手取り額が増加することが考えられます。例えば所帯持ちで配偶者控除を利用すれば、一般の控除対象配偶者の場合、自分の合計所得金額に応じて年間最大38万円が控除されます。 また自分名義で住宅ローンを組んで購入した住宅がある場合、住宅ローン減税によって毎年の所得税から一定期間控除可能です。
先輩社員と給与が並んで気まずいなら隠しておこう
社員の給与は、基本的に会社の同僚や同じ部署の人に知られることはありません。そのため例外的な昇給や手当、控除といった理由で先輩社員の給与に並んだとしても、自ら打ち開ける必要はないでしょう。 昇給によって先輩社員と給与が並んだのであれば、頑張った自分を誇ってください。給与は社員の能力や期待を表したものともいわれるため、現在の給与に後ろめたさを感じる必要はありません。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部