【雪国仕様】断熱効果が高いといわれる「二重窓」は節約につながるの?導入にかかる費用はいくら?
近年の電気代高騰により、なるべく節約しながら、快適な住まいで暮らしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。その手段のひとつに、二重窓を取り付ける方法があります。 二重窓を取り付けることで断熱効果が高まり、部屋の室温を快適に保てるだけでなく、光熱費を節約できる可能性があります。北海道や新潟などの雪国でよく見かけるこの仕様ですが、全国的に冬が冷え込む日本では、導入してみたいと思う家庭も少なくないでしょう。 そこで今回は、二重窓の断熱効果や導入費用について解説します。二重窓の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
二重窓とは?
二重窓とは、窓の内側にもう一枚窓を取り付けたもののことをいいます。 冬に暖房をつけても、室内の熱の約6割が窓から逃げてしまうといわれています。しかし、二重窓にすることで断熱効果が高まり、夏は外からの熱、冬は外からの冷気が伝わりにくくなり、室内の温度を保つことができるのです。 さらに二重窓を設置すると、結露対策や防音効果、防犯効果も期待できます。
断熱することで光熱費の節約につながる
窓の断熱を強化することで、部屋を一定の温度で維持しやすくなり、光熱費の節約にもつながる可能性があります。 例えば、室内の温度が外気の影響を受けにくいと、暖房の設定温度を高くする必要がなくなり、電気やガスを過剰に使うことを防げます。実際に、一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会によると、内窓(二重窓)を取り付けることによって、年間約22%の光熱費を節約できるそうです。 ただし実際に節約できる光熱費は、生活スタイルやお住まいの地域などの条件で変わります。
導入の費用相場
二重窓のメリットが分かったところで、次は内窓の導入における費用相場を紹介します。 窓のサイズやデザイン、機能性などにより、導入費用は変動しますが、一般的な窓のサイズであれば3~8万円ほど、人が出入りするほどの大きいサイズであれば10万円を超える場合もあります。 さらに、リフォーム業者によっても費用に差が見られます。複数の箇所に内窓を取り付ける場合は、費用を値引きしている業者もあるようなので、リサーチしてみるとよいでしょう。