祖父母からの子どものお祝いやお年玉で計200万円以上貯まっています。全部「新NISA」に投資すれば子どもの将来も安泰でしょうか?
子どものお小遣いやお年玉を親が保管し、そのまま貯金している家庭も多いのではないでしょうか。祖父母や親戚から受け取った子どものお祝いやお年玉を合算すると、それなりの金額になっているケースは少なくありません。 当面使う予定がない場合は、「新NISA」で運用するという選択肢があります。そこで、本記事では、子どものお祝いやお年玉で貯まっている貯金について、新NISAで投資するメリット・具体的な方法について解説します。
20年貯めたお金を「新NISA」に投資したい投資初心者
長年にわたって貯めていた子どもの貯金が、それなりの金額になっているケースは往々にしてあり得ます。Aさんは、子どもの入学祝いやお年玉で受け取ったお金を銀行の定期預金で保管しており、気づいたら200万円近い金額になっていたそうです。 Aさんの子どもはすでに大学に入学しており、年間の授業料も普段の収入から支払える見込みです。Aさんは、手元の200万円を全額新NISAで投資すべきか迷っています。 Aさんは投資の経験がないものの、「子どもの将来のために増やしてあげたい」「貯金だけでは増えないから、最近注目されているNISAを活用して投資を始めようか」「貯金代わりに新NISAを活用できるか」など悩んでいるとのことです。 しかし、「まとまったお金をいきなり新NISAに投資できるのか」「投資に回すとリスクが大きいのでは」など不安に感じてしまい、判断できずにいます。
貯金代わりに新NISAを活用するポイント
貯金代わりに新NISAを活用できるかどうかは、Aさんの家計状況次第です。まずは、新NISAを利用する際の前提条件として「投資を行う必要がある」点を押さえましょう。 投資を行うということは、元本割れのリスクが伴うことになります。新NISAは一定の投資額に対する運用益が非課税になる制度であり、元本が保証されるものではありません。 例えば、すでに当面の生活費や近い将来使う予定があるお金を確保できているのであれば、新NISAを貯金代わりとして活用しても問題ないでしょう。 余剰資金で投資を行えば、仮に短期的に損失が出たとしても、回復するまで待てる余裕があります。そのため、「貯金代わりに新NISAを活用したい」と考えている場合は、余剰資金を回しましょう。