祖父母からの子どものお祝いやお年玉で計200万円以上貯まっています。全部「新NISA」に投資すれば子どもの将来も安泰でしょうか?
新NISAでは一括投資も可能
以下で、新NISAの特徴を整理します。 ・運用益が非課税になる ・「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に分かれている ・つみたて投資枠の年間投資上限額は120万円 ・つみたて投資枠での購入方法は積立に限られる ・成長投資枠の年間投資上限額は240万円 ・成長投資枠では一括購入が可能 ・つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能 例えば、Aさんが投資に回そうとしている貯金が200万円の場合、投資方法として以下が考えられます。 ・つみたて投資枠で定期的に積立投資を行う ・成長投資枠にまとめて投資する ・一部を成長投資枠にまとめて投資し、残りをつみたて投資枠で積立購入する どの方法で投資するかは、Aさん次第です。一般的に、積立投資を行うと購入するタイミングを分散して購入単価を平準化できる「ドルコスト平均法」の恩恵を受けられます。 「いきなりまとまった金額を投資に回すのは怖い」という場合は、積立購入が向いているでしょう。 しかし、積立購入では本来投資に回せるお金が運用に回らない期間が発生するため、機会損失が発生するのも事実です。今後の市況や相場は誰も正確に把握できない以上、余裕資金があれば「まとめて投資して、必要になるまで運用し続ける」のが合理的な判断といえます。 すでに当面の生活費や緊急時のお金が用意できており、仮に投資に回そうとしているお金がなくなっても生活が困らないのであれば、成長投資枠を活用して一括投資するとよいでしょう。
まとめ
子どものお祝いやお年玉などでまとまった貯金がある場合は、新NISAの活用を検討しましょう。すでに当面の生活費や緊急時のお金が確保できている場合、投資に回すことで子どものために増やせる可能性があります。 投資方法は積立購入と一括購入がありますが、合理的な方法は一括購入です。成長投資枠を活用すれば一括購入が可能なので、投資を検討している方は成長投資枠の活用を検討してみてください。 出典 金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部