セレブ御用達のアートディレクターhideyaが実家を自らリノベーション!築90年の古民家に悪戦苦闘した結果は…
ラグジュアリーブランドのイベントやセレブリティの私的パーティなどで空間演出とお料理込みのテーブルコーディネートを手掛け、一躍話題となっているアートディレクターのhideyaさん。 今回は、築およそ90年もの旧家である実家をhideyaさんが自らリノベーションし、インテイリアも設えた経緯と素敵に生まれ変わった空間をhideyaさん自身のレポートにてお届けします! いかにも使いやすそうなオリジナリティあふれるキッチンにもご注目ください。 【写真集】注目のアートディレクターhideyaが実家を自らリノベーション。詳細をレポート!
旧家に移り住む決断
30年以上住んでいなかった日本家屋をリノベーションしました。 老後を心地よく暮らす住まいとして、私の父が選んだのは、それまで住んでいた戸建てのリノベーションでもなく、マンションでもなく、 長年誰も使っていなかった日本家屋に移り住むという選択。 初めは家族全員が反対していたのですが、なぜかその日本家屋にこだわる父の意見に兄妹たちも折れる形に。 結論からいうと、自分が想像していた以上に古い家の修繕は大変でした。壁をきれいにするために漆喰を塗ったり、左官を施したり。また、隙間風を埋めたり、断熱を考えたり。それらを整えるだけでも費用が嵩むことを初めて知りました。 また、両親の年齢のことを考えると、段差など不便で動線を妨げるところもあり、昔の家の工夫は美しいと思いながらも修繕が必要でした。
両親の理想の条件
とはいえ、構造を変えるのは難しいので、広々とした日本家屋のよいところを生かし、畳の間は梁を残して壁などのメンテナンスを施す程度。キッチン、ダイニング、バスルームやランドリールームの水まわりの動線を考慮してリノベーションしました。 年齢を重ねた父と母。2人の理想の条件としては、 お客さまをお迎えできて、日々の生活も豊かにしたい。近くに住む孫たちも気楽に立ち寄り遊べる環境。さらに、コンパクトな空間のなかで、日々の暮らしはスムーズにしたい。その条件を満たし日本家屋で暮らしやすい住環境を実現することでした。