「光る君へ」高杉真宙、惟規の唐突なラブストーリー展開に「ギャグかと思った」
一方で、身分社会だった当時において「男子禁制の塀を越えるという行為には身分の差を超えるという意味合いも含まれているのではないかと感じました」と解釈を述べる高杉。タブーをおかした惟規だが、とっさに詠んだ「神垣は木の丸殿にあらねども名乗りをせねば人咎めけり」という歌が斎院の選子内親王に気に入られ、解放されるという予想外の事態へ。
昔から嫌っていた勉学に救われるという展開に、高杉は「あの家族の中では勉学の才能はない形になっていると思うんですけど、やればできる子なんだろうなと思いました。あのシーンで。やる時はやる男なんだって。前回で蔵人へと出世しますが、それが道長の計らいがあったとしても、何もしていなかったら偉くなっていないと思うので。基本的にいつも感情を見せず、ふざけているように見えるけど、彼なりに頑張っていたんだと思います」と惟規の知られざる努力に思いを馳せた。
かつては女性と会っていて寝過ごし、仕事をズル休みしたこともある惟規。常にのほほんとしたマイペースな性格に、高杉自身シンパシーを感じることもあるといい「あれぐらいの気持ちでいられたらラクですよね(笑)。気負いすぎないところは見習ってもいいところなのかなって。僕も割と物事をそこまで重く捉えない方ではあるので、そういう意味では近しいものを感じます」と話しながら「でも、あんなにひどくはないですよ(笑)! そこだけは誤解を招かないように言っておきます」と訴えていた。(編集部・石井百合子)