進化した新しいトヨタ・アルファードとヴェルファイア登場 510万円のグレード設定で高級ミニバンの商品力向上へ
プラグインハイブリッドシステム搭載車も設定へ。 【写真を見る】新しいアルファードとヴェルファイアの全貌(36枚)
満充電時、EV走行73km実現!
12月20日、トヨタは、「アルファード」と「ヴェルファイア」の改良モデルを発表した。 注目はプラグインハイブリッドシステム搭載車だ。出力密度の高い駆動用モーターを搭載し、システム最高出力は225kW(306ps)に達し、モーターを最大限活用することでスムーズな加速を実現する。 充電・給電機能では、普通充電に加え、急速充電を設定。充電時間は、約38分(満充電量の約80%)と普段の200V用充電ケーブルを使った場合と比べ、大幅に短縮する。満充電状態でのEV走行換算距離73kmを達成した。停電・災害時などの緊急時やアウトドアに役立つ、最大1500W(AC100V)の外部給電機能も標準装備。センターコンソールボックス後端とラゲージ内に設置されたアクセサリーコンセントに加え、付属のヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、AC100V/1500Wの外部給電コンセントとしても活用可能だ。 クルマに蓄えた電気を住宅に供給する仕組み“V2H(ブイツーエイチ)も設定。災害などの停電時でも、頼れる“蓄電池”として活用出来る。別売りのV2H機器と接続することで、バッテリーに蓄えた電力を家庭用電力として利用可能となる。 大容量リチウムイオンバッテリーは、車体中央の床下に搭載し、室内空間はそのままに、さらなる低重心化(HEV比マイナス35mm)を図った。ボディ骨格の最適化と相まってより揺れの少ない快適な乗り心地と安定した走りを追求した。加えて、停止間際の急激なノーズダウンを抑制する「スムーズストップ」制御を新たに採用する。 先読みEV/HEVモード切り替え制御も搭載。目的地までの経路における各区間、例えば市街地か山岳路かの走行負荷を先読みし、最適な区間でEV走行することで効率的な走りを実現し、低燃費に寄与する。 プラグインハイブリッドシステム搭載車専用装備として、シルバースパッタリング塗装の専用19インチアルミホイールや本杢ステアリングホイール、人工皮革「ウルトラスエード」貼りの天井などを採用した。