60歳で独り身になり娘夫婦と同居しています。遺族年金のうち月に「5万円」をもらっていますが、少ないです。自分でお金の管理をした方がいいでしょうか?
家族に面倒を見てもらう生活をしていると、「自分のお金は自分で管理したい」というふうに考えることがあるかもしれません。特に、今自分が使えるお金が限られている状況を想像すると、将来の不安を感じる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、自分でお金を管理する利点や注意点について解説します。 ▼年金「月15万円」を受け取っていた夫が死亡。妻は「遺族年金」をいくら受け取れる?
遺族年金の少なさと生活費に対する不安
月5万円の遺族年金では、日常の生活費をすべて賄うことは難しく、医療費や急な出費に対応する余裕がない場合もあるでしょう。 日本年金機構によれば、遺族年金とは「国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金」です。 あくまで補助的な収入であると考えられるため、遺族年金だけで生活するのは難しいことが多いでしょう。生活を安定させるためには、他の収入源や貯金をどう活用するかが大切なポイントとなります。
自分でお金の管理をするメリット
ここでは、自分でお金を管理する利点について見ていきましょう。 1.経済的な自由を手にする 自分でお金を管理することで、生活費や趣味、将来の貯蓄にどのように使うかを自由に決定できます。娘夫婦と同居している場合でも、遺族年金の使い道を自分で決めることで、経済的な自立を感じることができ、家族との関係も円滑に進められるでしょう。 2.将来の計画を立てやすくなる 自分でお金を管理すると、今後の生活費や医療費、将来の介護費用に備えて計画を立てやすくなります。遺族年金が一定額支給されることを前提に、毎月の支出を管理し、無駄遣いを避けることが大切です。また、貯金や資産運用も視野に入れることで、将来の不安を和らげることができるでしょう。 3.お金の動きが把握できる 自分でお金を管理することで、日々の支出を正確に把握できます。自分で毎月の出費や収入を管理することで、無駄な支出を減らし、より効率的にお金を使うことができるかもしれません。また、家計簿やアプリを活用するのも良い方法です。