「巨人は動くと思う」今オフ大型トレードは敢行されるか 球界OBが着目するGTの「補強ポイント」
日本シリーズはDeNAがシーズン3位からの下剋上を果たし、26年ぶりの日本一を飾った。 【動画】これぞ、ベテランの意地!7回に代打で登場した坂本が適時打を放ったシーン 今季も激動のシーズンを終え、球界のカレンダーはストーブリーグに突入。FA含め各球団の戦力補強の行方に今度は関心が移ってきている。 各球団の補強の動きについて球界内からも様々な考察の声が上がっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は11月6日までに自身のYouTubeチャンネルに「【トレード考察】今オフトレードで動く球団はあるのか?『あの大砲が大人気になる?』高木豊が考えるオフに動く球団について語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。今後の各球団の動きについて、独自の見解を語っている。 まず高木氏が目を向けたのは4季ぶりのリーグ優勝を果たしながら、日本一には手が届かなかった巨人。 「巨人は動くと思う」と断言しながら、昨年も活発な動きを見せたチームの補強ポイントに関しては、「打てる野手」と言及。CSファイナルSでは6試合で計9得点と貧打に悩まされた。昨オフのトレードでは投手陣の積極補強に励んだが、今季は「しっかりバットが振れて期待感がある」選手獲得に臨むと見る。 FA戦線においては、仮に宣言すれば、阪神・大山悠輔、DeNA・佐野恵太の獲得交渉に臨む可能性もあるとした。 そして藤川球児新監督となった阪神もトレードに乗り出してくる可能性を指摘。 補強ポイントには救援投手の拡充をあげた。3年目左腕の桐敷拓馬は今季70試合登板とまさにフル回転の1年となった。右のリリーバー、石井大智も56試合、昨季も44試合に登板と勤続疲労も懸念されることでブルペン整備に励むと見る。 「中継ぎの補強というのは大事だと思う」と高木氏。 ほかにも動画内ではヤクルト、西武、楽天などの戦力補強傾向についても見解を語っている。 話題に上がった巨人といえば、昨年は11月に入ったとたんに3日で2件の大型トレードを成立させ、大きく話題を集めた。今後の各球団の補強の行方も引き続き、注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]