『光る君へ』32年の生涯を終えた一条天皇。政争に巻き込まれ、無念の想いとともに…演じた塩野瑛久さん「この作品で自分を知ってくれた方も多く、感想や反響が活力に」
◆『光る君へ』出演を振り返って 同じ役を長い期間かけて演じられる作品というのはそう多いものではありません。 その中でも天皇という立場に身を置く人物の半生を生きられたことは、僕の俳優人生においても深く心に刻まれたものとなりました。「続けてきてよかった」と、今まで積み上げてきたものを肯定してあげられる機会になりました。 ◆視聴者のみなさまへのメッセージ この『光る君へ』で一条天皇という役を演じられたこと、とても幸せに思います。皆様からのたくさんの愛も受け取っています。 この作品を通して塩野瑛久を知ってくれた方も多く、感想や反響などをいただく度にとても心強い活力となり、無事に役を全うできました。 どうかこの作品が、一条天皇にとっての「枕草子」や「源氏物語」のような、皆様にとって心に深く刻まれる物語でありますように 。 ーーー 大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。 彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。 脚本は大石静さんが担当しています。
「婦人公論.jp」編集部
【関連記事】
- 『光る君へ』まさかの最期を迎えた惟規。ドラマ序盤でまひろに借りてきた<あるもの>が以後の物語に絶大な影響を…視聴者「道長vs彰子のキッカケに」「退場回にあえて…」
- 『光る君へ』6年前の夜の会話を皆の前で披露した道長。まひろが目をきょろきょろさせるのも当然、その夜は…視聴者「当の娘の前で(笑)」「そりゃそうなる」「いとと乙丸の切ない顔よ」
- 『光る君へ』正妻・倫子に「妻は己の気持ちで決めるものではない」と断言した道長。そのやりとりを見て視聴者は…「言い方」「すっとこどっこいなりに」「倫子さまの尻に敷かれたい人生だった」
- 下重暁子 藤原道長からいじめ抜かれた定子を清少納言は懸命に守ったが…紫式部が日記に<清少納言の悪口>を書き連ねた理由を考える【2024年上半期BEST】
- マンガ『源氏物語』10話【若紫】「恐ろしや」思いを遂げた源氏だが、そのために帝の妻・藤壺の宮は妊娠。執着し続けた幼い藤壺の姪もその手におさめて…