栄光の陰で。世間を騒がせたアメリカ歴代大統領のドラ息子&ドラ娘たち
第45代大統領ドナルド・トランプ(2017年 – 2021年)
父親から継いだ不動産会社を盛り立て、人気テレビ番組の司会をするなどリアリティスターとして知られていたドナルド・トランプ。政治経験ゼロのままアメリカ大統領を目指し、共和党から出馬した2016年に民主党候補のヒラリー・クリントンを抑えて当選。2017年から4年間に渡って第45代大統領を務めた。2期目は民主党ジョー・バイデンに敗れるも、今年の大統領選挙で共和党候補として再び国政に挑戦する。
ドナルド・トランプ・ジュニア
“ロシアゲート”への関与疑惑が取りざたされたトランプ家の御曹司 ドナルド・トランプには異なる3人の女性との間に5人の子どもがいるが、そのうち長男、ドナルド・トランプ・ジュニアは、これまで数々の論争を引き起こしてきた。 その中でも最も有名なものは、2016年のアメリカ大統領選挙におけるロシアの介入、通称“ロシアゲート”にトランプ陣営の一人として関り、ロシアと共謀したのではないか、という疑惑だ。この問題について、米司法トップはトランプ陣営のロシアとの共謀は立証できないと結論づけているが、国民の間で不信感はくすぶり続けている。 そのほか、トランプ・ジュニアは父親が大統領になる以前にもアフリカに狩猟旅行に出かけて猛批判を受けていたり、2022年には一族経営の「トランプ・オーガナイゼーション」が不正に利益を得ていたとする民事裁判で被告の一人として提訴されている。 写真/一族企業の運営に関わるほか、父親の政治活動を積極的に応援するドナルド・トランプ・ジュニア。2020年のトランプ前大統領敗北直後には、選挙不正に関する陰謀説を広め、米国議事堂の襲撃を扇動したとして問題視されている。
第40代大統領ロナルド・レーガン(1981年 – 1989年)
ハリウッドスターから政治家に転じ、1981年に頂点に上り詰めた第40代大統領ロナルド・レーガン。経済政策“レーガノミクス”や、冷戦を終結させた大統領として知られている。
パティ・デイビス
『プレイボーイ』誌でヌードになったファーストドーター 左翼的思想を持ち、共和党で保守的な父親とは昔から折り合いが悪かったと言われるロナルド・レーガンと2番目の妻ナンシー・デイビスの娘で女優・作家のパトリシア“パティ”。 彼女は父親が大統領就任後はレーガンの政治に反対する発言をしたり、抗議活動に参加。その後も自伝として暴露本を出版するなどお騒がせ。極めつけは、1994年、42歳のときに『プレイボーイ』誌でヌードに。同誌史上で最も物議を醸した。 写真/自身が表紙になった『プレイボーイ』を手にポーズを取るパティ・デイビス。父から独立したキャリアを追求するために、母の旧姓を用いている。