亀田和毅 判定勝ち 連打で主導権!ドラミニに雪辱果たした 3階級制覇へ刻んだ確かな一歩
「ボクシング・IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦」(24日、大和アリーナ) 亀田和毅(TMK)がレラト・ドラミニ(南アフリカ)に2-1で判定勝ち、世界王者への指名挑戦者の権利をつかみ取った。攻撃的なスタイルで前進を続け、5回にはダウンを奪う猛攻。3階級制覇へ向けて、確かな一歩を刻んだ。 【写真】一家でつかんだ勝利 亀田和毅が歌う長男の先導で入場、父・史郎氏も続き親子3代でリングへ 試合後は家族が勢ぞろい 再び世界への扉をこじ開けてみせた。昨年10月に判定負けを喫したドラミニに雪辱を果たした和毅は「必ず3階級制覇します。大阪、サイコー」と叫んだ。 迷いはなかった。開始直後、相手にプレッシャーをかけて前進する。左ボディーで口火を切り、連打をたたみかけて主導権をつかんだ。5回にはボディーで後退させて、一気のラッシュでダウンを奪う。その後もKOを狙ってパンチを繰り出したが、しぶといドラミニに逃げ切られた。 最後までスタミナ切れせず、堂々の勝利をつかんだ。ジャッジの判定こそ割れたが、最大5ポイント差をつけた。次のターゲットはIBF王者アンジェロ・レオ(米国)。「まだ課題はある。レオとやる時はもっともっとフィジカルを鍛えないと」と気を引き締めた。