期待外れ…。Jリーグ、今季の“ガッカリ”外国人選手(4)2023年の謎補強…。4番手に落ち着いたベテラン
2023シーズンの明治安田生命J1リーグはヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。先日には今季を彩った選手たちがJリーグアウォーズにて表彰されたが、期待されながら思った活躍を披露できなかった選手もいる。今回は、残念ながら活躍できなかった外国籍の選手を紹介する。
GK:ヴァルネル・ハーン(スリナム代表) 生年月日:1992年6月15日 所属クラブ:京都サンガF.C. 2023リーグ戦成績:0試合0失点0クリーンシート 今季の謎補強の1人と言っていいだろう。ヴァルネル・ハーンは元年代別オランダ代表であり、2018/19シーズンにはヘーレンフェーンでリーグ戦全試合に出場するなど、同国でのプレー経験も豊富。加えて190cm・88kgの体格を誇っており、京都サンガF.C.加入当時にはクラブ公式で「長年オランダ1部リーグでプレーした実績十分の大型キーパー」と紹介された期待感のある新戦力だった。 ただ、この補強に関しては疑問点もあった。京都はすでにニュージーランド代表GKマイケル・ウッドを獲得しており、枠的にも外国人GKの補強が急務ではなかったからだ。案の定、ハーンは若原智哉、太田岳志、ウッドに次ぐ4番手という立場になり、第6節以降はベンチ外がほとんど。夏にはウッドがヴァンフォーレ甲府に去ったが、代わりにク・ソンユンが加入したため序列に変化はなかった。 結局、ハーンは最後までJ1のピッチに立つことが叶わず、YBCルヴァンカップでも出番を得た2試合で屈辱的な8失点を招くなど、まったく良いところがないまま1年目を終えている。同選手にとっても京都にとっても失敗のシーズンだったことは言うまでもない。
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