4歳児のかわいい聞き間違いに母はほっこり、ではなく…しんみりしてしまった理由
今という時間が、より愛おしく思える
この日は、自宅にて子どもたちと3人でしっぽとりをしていました。これはおーちゃんの十八番で、幼稚園の運動会で大活躍する姿を見せてくれた競技なのですが、家でやるときはなぜかボケ倒しでお笑い担当に。 どんな具合かというと、コンニャローが「こんにゃく」に、声援が「千円」になるという(笑)盛大に聞き間違えるだけでなく、母に聞かれては意味がなくなるのに作戦の内容を大声で叫んだり、しっぽを取られそうになると直立不動で仰向けになって床に倒れこんだり……と、小ネタを挟んできます。 そんなおーちゃんに冷静にツッコミを入れるのが2つ年上の姉まる子。 でもでも、まる子も昔はよくかわいい言い間違いをしていました。たとえば、「DVD!」と1日に50回ほど言っていたものですが、その意味するところは「自分で(やる)!」。 【DVD→ディービーディー→じぃーぶんでぇー→自分で!】 他にもタクシーを「たけしー」と言っては、母を微笑ませてくれていたものでした。でも、小学生になった今では聞き間違いも言い間違いも、皆無に。 我が子の成長は本当にうれしい。でも、少しさびしい。 おーちゃんの聞き間違いも、きっと期間限定のもの。近い将来、思い出しては懐かしむ日が来るんだろうなと思うと、今という時間がより愛おしく思えるのでした。
はなゆい(漫画家・イラストレーター)