全9候補、対ロシア強硬姿勢 フィンランドで大統領選
【ヘルシンキ共同】フィンランドで28日、ニーニスト大統領の任期満了に伴う大統領選の投票が行われた。昨年4月の北大西洋条約機構(NATO)加盟後初の元首交代となり、出馬した9人はいずれも隣国ロシアに対し強硬姿勢を掲げる。即日開票され、同日深夜(日本時間29日朝)にも大勢が判明する見通し。 当選に必要な過半数を得票する候補はいないとみられ、上位2人による決選投票が2月11日に行われる見通し。 フィンランドの大統領は権限が限定的だが、軍最高司令官を務め、外交・安全保障面では議会と協議の上で主導的な役割を担う。 フィンランドはロシアと約1300キロの国境を接する。