【学生たちの戦争】ペンを銃にかえられて 九州帝国大学の壮行会で答辞を読んだ “軍国少年” 書き残した言葉は 学徒出陣の記録と記憶
戦後は大学教授や弁護士として、戦争放棄を掲げる「憲法9条」を守ると訴え続けた三郎さん。学徒出陣の壮行会で答辞を述べた記憶が、父を突き動かしていたのではないか。龍三さんは、そう考えています。 ■黒木龍三さん 「自分が意識せずに、答辞を読んでまで若い人、自分の仲間を戦争に向けて鼓舞した。反省が非常にあったと思います。」
三郎さんが88歳で亡くなる3年前に、書き残した文章があります。そこには「私は戦争を憎む」と書かれていました。 FBSでは、突如、戦争に送り込まれた元学徒兵たちの思いに迫るドキュメンタリー番組を製作しました。目撃者f「学生たちの戦争学徒出陣 ペンを銃にかえられて」。6月30日(日)深夜放送です。