リリー・フランキー、橋本環奈主演朝ドラ『おむすび』の語りを担当 音楽は堤博明
橋本環奈が主演を務めるNHK連続テレビ小説第111作目『おむすび』の「語り」をリリー・フランキーが担当することが発表された。 【写真】『ブギウギ』に続いての朝ドラ参加となった高瀬耕造アナウンサー 2024年度後期、NHK大阪が製作を務める本作は、平成・令和を舞台にしたオリジナル作品。“ギャル”だった主人公が栄養士となり、現代の抱える問題を解決していく。脚本は『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)、『正直不動産』(NHK総合)などの根本ノンジが担当する。 平成の始まる日に生まれた主人公・米田結は、生まれてから福岡・糸島に移り住むまでの約6年間を神戸で過ごし、さくら通り商店街にある理髪店を営む神戸の自宅で1995年1月17日を迎える。結やその家族、周りの親しい人々は、大きな震災を体験し、その経験が彼女の運命を大きく変えていく。2025年1月17日、阪神・淡路大震災発生から30年を迎えるにあたり、『おむすび』は、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を正面から描く。 主人公の米田結役で橋本が主演を務め、結の姉・歩を仲里依紗、結の父親を北村有起哉、“元ヤン”の母・愛子を麻生久美子、祖母・佳代を宮崎美子、祖父・永吉を松平健がそれぞれ演じる。 「語り」を務めるリリー・フランキーは、阪神・淡路大震災を描く本作への参加について、「あの頃は、大きな喪失感に包まれていました。でも、それと同じくらいの優しさや、人々の繋がり、そして文化も生まれていたのです。その時代を丁寧に見つめ、紡いだこのドラマに敬意を表するとともに、参加できますことを誇りに思います」とコメント。 また、音楽を、映画『劇場版 呪術廻戦 0』、ドラマ『マイホームヒーロー』(MBS/TBS)、アニメ『東京リベンジャーズ』などを手がけた堤博明が担当することが決定した。 土曜版ナレーションは、『ブギウギ』の語りを務めていたNHKアナウンサー・高瀬耕造が担当する。 コメント ●リリー・フランキー(語り) あの頃は、大きな喪失感に包まれていました。でも、それと同じくらいの優しさや、人々の繋がり、そして文化も生まれていたのです。その時代を丁寧に見つめ、紡いだこのドラマに敬意を表するとともに、参加できますことを誇りに思います。 ●堤博明(音楽) 『おむすび』の音楽には、自分がリアルに体感してきた“平成”のできごと、生きる中でたくさんの人が与えてくれた優しさや経験を栄養素のようにたっぷりと盛り込んでいます。結たちの人生の様々な場面に寄り添いながら、人と人との縁を結んで一緒に成長していく。そんな生き生きとした息づかいが感じられる音楽のかたちを目指し、視聴者の皆さまに毎朝元気をお届けできるよう、音楽チームも楽しみながら全力で制作していきます。 ●高瀬耕造(土曜版ナレーション) “BK朝ドラ”(大阪局制作の連続テレビ小説)に2年連続で関われることの喜びをかみしめています。橋本環奈さんと紅白歌合戦でご一緒した際「大阪でお待ちしています」とお伝えしていましたので、再会できて本当にうれしかったです。橋本さん演じる結が激動の平成をどう生きていくのか、あの頃の自分を重ね合わせながらご覧下さい。 ●宇佐川隆史(制作統括) このたび、連続テレビ小説『おむすび』の語りをリリー・フランキーさん、そして音楽を堤博明さんにご担当いただくことになりました。お二人が生み出す“音”が、この作品に新たな風を吹き込んでくださることを、心から嬉しく思います。「平成を語るひと」そう考えた時、真っ先に思い浮かんだ方がリリー・フランキーさんでした。リリーさんの温りと人間味あふれる語り口は、平成を背景にした『おむすび』の物語に、より一層の親しみや感動を与えて くれると確信しています。また、本作の音楽を手掛けてくださる堤博明さんは、映画『呪術廻戦0』やアニメ『東京リベンジャーズ』など、数々の話題作でその卓越した音楽センスを発揮されてきました。堤さんもまた、平成という時代を共に歩んでこられた方であり、その音楽には、同世代ならではの感性や時代の空気感が凝縮されています。主人公・米田結の成長と冒険を彩り、視聴者の皆さんの心に強く響くと思います。そして『ブギウギ』に続き、『おむすび』でも高瀬アナウンサーが参加。昭和から平成へ――朝ドラを愛する高瀬アナの声が、土曜日の朝を優しく飾ります。
リアルサウンド編集部