新潟県知事「共同通信は反省を」 生稲外務政務官巡る誤報で
共同通信が令和4年8月に外務政務官の生稲晃子参院議員が靖国神社を参拝したと報じた記事を訂正したことを巡り、新潟県の花角英世知事は28日の定例記者会見で、「反省し、二度と同じことがないよう報道機関としての責任を果たしていただきたい」と語った。知事は、同社の関係者が近く県を訪ねてきて、話を聞くことを明かした。 「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録決定をめぐり、日韓が合意していた朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式は今月24日に同県佐渡市内で開催されたが、韓国政府は参加しなかった。外務省の岡野正敬事務次官は26日、同社の水谷亨社長と面会し、誤報が「混乱を生じせしめた」として、「極めて遺憾だ」と伝えた。 追悼式に韓国政府が参加しなかったのは、日本政府が式典に派遣した生稲氏が、過去に靖国神社を参拝したとの報道で韓国内の反対論が高まったためだとみられている。