西内まりや、何度も生き返る蘭に境遇重ね「私自身も生まれ変わった感覚」 3年半ぶりの映像作品、縦型ショートドラマ『殺せなかった妻』主演
モデルで女優の西内まりや(30)が、スマートフォンなどでの視聴を前提とした縦型ショートドラマ「殺せなかった妻」に主演することが決まった。不倫している夫に殺害されても、何度も生き返る財閥令嬢・蘭を熱演する。年内の配信開始を前に、このほど本紙などの取材に対応。芸能界と距離を置いた時期もあった西内は「私も何度も何度も打たれてきた。今、すごく元気に過ごしていて、私自身も生まれ変わった感覚」と蘭に自らの境遇を重ねた。 ドラマはショートドラマアプリ「UniReel(ユニリール)」で1話約1分半、全55話で配信されるオリジナルストーリー。俳優笠松将(32)とのW主演で、西内にとってはNetflixのドラマ「全裸監督」シーズン2以来、約3年半ぶりの映像作品。従来のドラマ撮影とはスピードや緊張感も違うといい、「役者としてもいい勉強になる」と声を弾ませた。 西内演じる蘭は、ミステリアスで強く、殺しても死なない設定。自身も10代から芸能界の荒波にもまれながら活躍してきた。「周りからの蹴落としもたくさんあった。はい上がっていかなきゃいけない中ではい上がって来た」と”サバイバー”の自負をにじませた。 2018年3月末に長年所属した事務所から独立。自ら個人事務所を設立し、現在は社長業もこなしている。”不死身”の蘭役を通じ、「自分の人生観にすごく勇気を持てる部分がある。私自身が皆さんに伝えたいメッセージとかぶった部分があった」と思い入れたっぷり。さらに「私のことは、もう”殺せない”ですよ」と笑い飛ばす余裕も見せた。 これまでは「自分の心にふたをして、本当の気持ちに向き合わない性格」で本音を言えなかったという。しかし、今年に入り「素直になること、自分の心に目を向けることを実行した。一歩を踏み出してみたいと思った」と心機一転。今回の”ショードラ”挑戦を追い風に「私自身も映像を作りたい。自分も会社をやり、いろんなコンテンツをやる中で、考えていた」と映像プロデュースにも前向きだ。 さらに、結婚についても「自分の信念と同じような生き方をしている方がいたら、覚悟を思って向き合いたい」と未来に目を輝かせた。無料話は「LINE VOOM」で独占配信予定。 ♥西内まりや(にしうち・まりや) 1993年12月24日生まれ、福岡県出身。2007年にファッション誌「ニコラ」の専属モデルとして活動開始。08年7月に日本テレビ系ドラマ「正義の味方」で女優デビュー。フジテレビ系「山田くんと7人の魔女」、TBS系「ホテルコンシェルジュ」、フジ系「突然ですが、明日結婚します」などに主演。16年公開の映画「CUTIE HONEY―TEARS―」に主演。歌手としても14年の「LOVE EVOLUTION」でデビューし、第56回日本レコード大賞の最優秀新人賞受賞。 ◆「殺せなかった妻」ストーリー 財閥令嬢の蘭(西内)と結婚し、ビジネスで手腕を発揮する良き夫の明(笠松)が、秘書の澪(曽田茉莉江)と不倫を繰り返し、財閥の乗っ取りを画策。金と権力に取りつかれた明は、ついに妻の財産を自分のものにするべく殺害を企て、結婚記念日の夜に計画を実行に移す。
中日スポーツ