初登板から「18試合連続無失点」の衝撃…オリックス“ドラ6ルーキー”古田島成龍(24歳)とは何者か? 大躍進のウラに「先輩妻」の支えあり
ルーキーながら開幕からNPB歴代3位タイとなる「初登板から18試合連続無失点(6月6日時点)」を記録し、5月30日にはプロ初勝利も挙げたオリックスの古田島成龍。 【写真】「仲良さそう…素敵な夫婦すぎ!」“オリックスの救世主”古田島成龍投手と妻・聡美さんの仲良しデートシーン&MAX152kmの大迫力の投球シーンも…この記事の写真を見る ピンチを脱した際の派手なリアクションや明るい性格で、チームの人気者にもなっている。
ルーキーの快進撃の裏には「家族の絆」が
快進撃を続ける古田島の原動力となっているのは、苦楽を共にしてきた家族の存在だ。 妻・聡美さんとの出会いは中央学院大時代。硬式野球部の1学年上のマネージャーで、彼女の卒業後に古田島が告白し交際を開始。その年の秋、古田島はプロ志望届を提出した。 ドラフト会議当日は、聡美さんと野球部の友人でライブ配信を見ていたが名前は呼ばれず。その後2人きりとなった車内で共に涙を流した。 心機一転、2022年に社会人野球の強豪・日本通運に進んだが、合流当初は苦しんだ。 ウェイトトレーニングの数値も、ランメニューも最下位。「周りの選手たちがすごすぎて、自分がどうしようもなくて……何から手を出していいか分かりませんでした」というところからのスタートだった。それでも歯を食いしばり、少しずつ成長し登板機会を掴んでいった。 しかし、都市対抗本大会を間近に控えた初夏に父・健二さんから驚くべき事実を明かされる。 「ガンで余命がわずかしかない。これから週単位の話になる」 それまでは野球に支障を与えまいと伏せられていたが、明かさねばならぬほど悪化していた。 まさかの事態に驚くとともに、健二さんから「成龍をよろしく」と言われた聡美さんと、古田島はここで結婚を即断する。籍を入れて社会人野球最高峰の舞台・都市対抗に挑むこととなった。 様々なものを一気に背負うことになった古田島だが、結果は残酷だった。2回戦のセガサミー戦の6回、0対3の場面で登板するも打者5人に対して1アウトしか取れず1安打3四球で失点し降板。思わず東京ドームの天井を見上げた。「気持ちはどん底にまで落ちました」と振り返る。そんな時、聡美さんが声をかけた。 「上を向かずに前を向こう」 プロ入りを意識するがあまり忘れかけていたことに気づかせてくれた。「もうドームの天井は見上げたくない」と悔しさを胸にしながらも前を向き、チームを勝利に導くこと、ストレートを磨くことに重点を置いて、練習やトレーニングに励んだ。
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