進路希望別卒業見込者数

　愛知県教育委員会は2024年10月16日、2024年度第1回「中学校等卒業見込者の進路希望状況調査」の結果を公表した。県内公立高校（全日制）への進学希望率は69.6％と、前年度より0.8ポイント減。過去最低の割合となった。学校・学科別の進学希望試算倍率は、瑞陵（普通）4.50倍など。 【画像】進路希望別卒業見込者数

　2024年度第1回「中学校等卒業見込者の進路希望状況調査」は、2025年3月中学校等卒業見込者について、9月10日時点の進路希望状況を調べたもの。対象は、愛知県内の国公私立中学校436校（本校432校、分校4校）の3年生全員、計6万9,349人。

　中学校等卒業見込者総数は、前年度比343人減の6万9,349人。このうち、高校、特別支援学校高等部、高等専門学校への進学希望者総数は、前年度比297人減の6万6,281人、進学希望率は前年度より0.1ポイント増の95.6％であった。

　全日制（全日制課程＋高等専門学校）への進学希望率は、前年度比0.4ポイント減の89.8％。進学希望率を公立・私立別にみると、県内公立（全日制課程）は前年度比0.8ポイント減の69.6％、県内私立（全日制課程）は前年度比0.3ポイント増の17.6％。県内公立高への進学希望率は過去最低値となった。一方、高校（通信制課程）への進学希望率は前年度比0.5ポイント増の3.3％で過去最高を更新している。

　県内公立高校（全日制課程）への進学希望状況について、2024年度の募集人員4万1,680人に対する第1希望者数および第2希望者数合計8万7,106人の割合（希望試算倍率）は2.09倍。前年度と比較すると0.02ポイント減少した。学科別では、普通科2.27倍、専門学科1.61倍、総合学科2.02倍。

　学校・学科別の進学希望試算倍率をみると、もっとも倍率が高いのは市立工芸（デザイン）5.13倍。ついで、瑞陵（普通）4.50倍、熱田（普通）4.32倍、松蔭（普通）4.07倍、旭丘（美術）3.88倍、豊丘（普通）3.86倍、春日井泉（生活文化）3.85倍など。このほか、旭丘（普通）1.84倍、岡崎（普通）1.51倍、一宮（普通）1.87倍、明和（普通）2.09倍となっている。

　2025年度愛知県公立高校入学者選抜の日程は、推薦選抜と特色選抜が2025年1月27日から2月3日まで出願を受け付け、2月6日（7日に実施する場合あり）に面接や入学検査などを実施。2月10日に合格発表を行う。一般選抜は2月7日から2月17日に出願、2月18日に志願変更を受付。学力検査は2月26日、面接や特別検査（実施校のみ）はAグループが2月27日、Bグループが2月28日。合格発表は3月11日に行われる。