52年ぶりメダル狙うバレー男子、鍵は好相性のドイツ、アルゼンチン戦 パリ五輪1次リーグ
バレーボール男子で52年ぶりの五輪メダルが期待される日本にとって、C組に入ったパリ五輪1次リーグの顔ぶれはブラン監督のコメントに尽きるだろう。「最悪な相手とも簡単な相手だとも思っていない」。決して楽な組ではないが、強豪のポーランド、イタリア、ブラジルが同居するB組の厳しさに比べれば、戦いやすいともいえる。 対戦順は今後決まるが、日本は相性のいいドイツとアルゼンチンから確実に白星を挙げたい。ドイツは昨年の五輪予選ブラジル大会でブラジルやイタリアを押しのけて1位通過と勢いがあるが、日本は現在6連勝中。2021年東京五輪銅のアルゼンチンにも3連勝中だ。主将の石川は「ドイツとアルゼンチン、この2チームとの対戦は非常に重要」と気を引き締める。 米国には23日のネーションズリーグで3-0で勝ち、8年ぶりの勝利を挙げたが、互いに控え主体だった。決勝トーナメントを見据えれば、米国にも勝って1位通過を果たし、準々決勝を優位な立場で迎えたい。(奥村信哉)