「あの得点が勝因」残り1分で先制点、勝利を引き寄せた湘南ベルマーレのエースが意識していること|フットサル
11月2日、小田原アリーナにてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第13節が行われ、湘南ベルマーレと立川アスレティックFCが対戦。湘南が5-1で勝利した。 【映像】「これは止められない!」元ブラジル代表の脅威の弾丸シュートの瞬間 0-0で迎えた第1ピリオド残り1分5秒、相手陣地内右サイドからキックインの場面で、湘南がタイムアウトを取った。 ここでシューターを任されたのが、堀内迪弥だ。キャプテン・高橋広大からのパスに、ダイレクトで右足を振り抜くと、グラウンダーのボールをゴール左隅に突き刺した。 伊久間洋輔監督も試合後の会見で「あの時間で得点を奪えたことが勝因」と話したように、この1点で流れを引き寄せた湘南は、第2ピリオドで4得点を獲得し、5試合ぶりのホームで勝利を収めた。 試合後、今シーズン8得点目でチームを勝利に導いた堀内に話を聞いた。
いい時間帯に先制点を決められた
──今日の試合を振り返っていかがですか? 第1ピリオドは、相手の攻撃の質が高くて、そんな簡単にはうまくいかなかったんですけど、みんなで我慢してディフェンスできたことが良かったと思います。自分でいうのもなんですけど、セットプレーからいい時間帯に先制点を決められたことが、けっこう大きかったんじゃないかなと思います。 ──得点シーンはどんなことを考えていましたか? 個人的にはシュートを打ち切ることを意識していました。打たないと入らないし、打ったらマイボールになるかもしれない。攻撃があまりうまくいかないことも想定していたなかで、ボールを保持する時間を増やしたかったので、脅威を与えながら自分たちのボールで終わることはイメージしていました。 得点の場面では、藤田(安澄)コーチからもシュートで終わってほしいと指示がありました。あそこでボールを奪われると、逆にカウンターを食らうシーンだったので、とにかく打ち切ることを意識しました。 ──チーム内得点王として意識していることはありますか? あまりチーム内得点王であることは意識していないですね。でもやるからにはできるだけ点を取りたいし、上を目指してはいます。得点王というのは永遠の目標ではありますし、ポジション的にもプレーの特徴的にも、いつもと変わらず常にゴールは狙っています。 ──今シーズンの湘南はどんなチームですか? 過去に得点王がいたり、外人選手がいたりしたなかで、今シーズンはそこまで圧倒的なタレントはいないのかもしれません。でも逆にチームの規律ややるべきことを守れる選手や、勢いのある若い選手がいると思います。そこがうまく噛み合えば上位に食い込んでいけるポテンシャルはあるんじゃないかなと思います。 ──試合前には、前節達成した通算200試合出場のセレモニーもありました。改めて、おめでとうございます。これまでを振り返ってどんな時間を過ごしましたか? ありがとうございます。振り返ると、いろいろあったな、と(笑)。 怪我もあり、移籍もあり、僕は9年かけて200試合を達成しましたが、レギュレーション的に昔は30試合あったなかで、年数を考えるとペース的にはそこまで早くはないと思っています。だから「やっと200かー」という感じです。 上には上がいて、僕も200試合では満足していないですけど、一つそこまで行けたということで、次にまたつなげていければと思います。 あとはいろいろなことがあったなかで、たくさんの人が支えてくださったおかげでプレーできているなと、最近つくづく感じますね。それをありがたく思っています。