股を射抜く絶妙弾

カタールがパレスチナ相手に今大会初の失点。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　ついにゴールを割られた。 　現地１月29日、カタールで開催されているアジアカップで、ホスト国のカタールはラウンド16でパレスチナと対戦している。 【PHOTO】アジアカップ2023を彩る各国美女サポーターを特集！ 　カタールはグループAを堂々の首位通過。レバノンに３－０、タジキスタンに１－０、中国に１－０。３連勝で無失点と盤石の強さで決勝トーナメントに進出した。 　８強進出を懸けたパレスチナ戦では、立ち上がりからペースを掴むも、なかなか得点を奪えず。すると37分、一瞬の隙を突かれて先制を許す。 　ドリブルで持ち運んだパレスチナのオデイ・ダバーが、左足を振り抜く。放たれたシュートは寄せてきた相手DFの股を射抜き、ファーサイドのネットを揺らした。 　堅守が武器のカタールが、今大会初の失点。リードを奪われたが、前半終了間際の45＋６分、デザインされたCKからハッサン・アル・ハイドスが得点し、１－１で試合を折り返した。 　なお、現時点で唯一の無失点チームは、日本人の石井正忠監督が率いるタイのみとなった。タイはグループFでキルギスに２－０、オマーンとサウジアラビアにそれぞれ０－０と、１勝２分０敗の成績で２位突破している。30日のラウンド16では、グループB２位のウズベキスタンと対戦する。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部