金価格、初の1万5千円超 過去最高値を更新
地金大手の田中貴金属工業(東京)は30日、金の店頭販売価格を1グラム当たり1万5104円に設定した。国内の金小売価格の指標として初めて節目の1万5千円を超え、過去最高値を記録した。買い取り価格も1グラム当たり1万4967円と過去最高値を付けた。 ニューヨーク商品取引所の金先物相場は29日、取引の中心となる12月渡しが値上がりし、中心限月の終値としての最高値を1週間ぶりに更新した。中東情勢の緊迫化への懸念などから、比較的安全な資産とされる金に資金を移す動きが世界的に広がっている。