熊切あさ美が鴨川の桜フェスで〝私だけの桜〟を植樹「これから成長していくのが楽しみ」
千葉県・鴨川市で10日、「第3回 桜フェス~広げよう 煌めく緑 未来へと」が開催された。「鴨川を日本一のヤマザクラが咲き誇る観光地にしよう」というイベントで、毎年1000本のヤマザクラの苗木を植樹している。千葉県出身の女優でタレントの熊切あさ美が参加し、太平洋を望む丘に「私だけの桜」と3000本目のヤマザクラを植樹した。 同市で太陽光発電事業やトマトの栽培などを行っている民間業者が「一般社団法人自然環境保全委員会」を設立し、行政と共に取り組んでいる。 長谷川孝夫鴨川市長は「10年前に初めてマテバシイの『ナラ枯れ』が発見され、その被害が市内全域に広がったことがきっかけでした。『ナラ枯れ』の被害から山林を守ろうということで動き出したのがヤマザクラの植樹でした。地元企業の協力もあって今ではフェスとして恒例行事になっています。調査によると『ナラ枯れ』も改善の方向に進んでいます」と誇らしげだ。 この取り組みに真っ先に賛同した前千葉県知事の森田健作氏は「全国でも初の試みだったと思う。環境問題を考える観点からも、この取り組みは意味がある。素晴らしいことだと思う」と語った。 熊切は初参加。「今回は太平洋を望む、素晴らしいロケーションの丘に自分の桜を植えることができるなんて夢にも思ってませんでした。ヤマザクラって成長が早いというので、これから成長していくのが楽しみ。何年か後に大きな花を咲かせていたら感動しちゃいますよね」 熊切は9月に事務所を移籍するなど心機一転。「今、夢があって中国語を勉強しています。チャンスがあったら海外でもお仕事がしたい。もちろん、お芝居や歌手…やりたいことがたくさんあります。吉幾三さんからは『もし歌を出すんなら作詞してあげる』って言われているんです。しかも、その時のタイトルは『人生崖っぷち』がいいなんて言われました」などと意欲を見せていた。 森田は「5年、あるいは10年後には立派な花を咲かせていると思う。その時に、その花を見ながら、彼女も自分の成長を実感するんじゃないかな」と熊切にエールを送った。
東スポWEB