【神奈川春季大会】横浜が3試合連続2ケタ得点で大勝! 次戦はベスト4をかけ夏決勝のリベンジに燃える慶應義塾と対戦
<神奈川県高校野球春季大会:横浜13-0県立相模原>◇20日◇第2試合◇サーティーフォー保土ヶ谷球場 【トーナメント表】春季神奈川県大会 結果一覧 2戦合計30得点と破壊力抜群の打線を誇る横浜。この試合でも、勢いをとどめることなく13-0のコールド勝ちでベスト8入りを決めた。 阿部 葉太外野手(2年)の先制2ランを皮切りに打線が爆発。3番の奥村 凌大内野手(2年)は3安打1打点、4番の為永 皓内野手(3年)、主将の椎木 卿五捕手(3年)もそれぞれ2打点と中軸が結果を残すだけでなく、下位打線に座る選手も鋭い打球を飛ばすなど破壊力抜群の打線が県立相模原投手陣に火を吹いた。 打線好調の要因は村田 浩明監督が仕掛ける競争によって生まれている。「学年関係なくやっていくしかない」と気持ちを込めたように、この試合でもスタメンは5人が2年生。1年生も5選手がベンチ入りを果たし、代打で出場の江坂 佳史選手(1年)がヒット、小野 舜友投手(1年)、池田 聖摩投手(1年)の2人も無失点に抑えるなど切磋琢磨を繰り返しながら成長を促している。椎木主将も、「フレッシュ全員やってくれている。チームにいい影響をもたらしてくれる」と話している。 冬場は椎木主将も6キロ増量するなど、体作りに時間をかけた。選手たち覚悟を受けた村田監督も負けじと、85キロから74キロまで11キロの減量に成功。「お互いストレスない中でやっていこう」と選手たちと交わした約束を有言実行し、自らが選手の刺激になることで、監督・選手の垣根を超えた関係性を築いている。 次戦は昨年夏の決勝で5―6と惜敗した慶應義塾と対戦。監督・主将は「絶対に負けられない」という強い思いを一つにリベンジを狙う。ベスト8で対戦するのが惜しまれる、激闘必須の好カードから目が離せない。