【ISKA】“忍者ボーイ”藤田琉樺がK-1カデットボーイズ65kg以下で銀メダル、藤田莉王がライトボーイズ55kg以上で金メダル=アマチュア世界選手権
ISKA Amateur World Champion Ship 2024. 2024年10月23日~27日(水~日)オーストラリア 【写真】世界各国から代表が集まり、盛大に開催されたISKA世界選手権 2024年10月23日~27日にオーストリア公国ウィーン市のハールマンドームにて、ISKAアマチュア世界選手権大会が開催された。 この大会に日本選手団として石川県金沢市で活動する LA GYM JAPAN に所属する藤田琉樺(フジタ・ルカ/15歳)、藤田莉王(フジタ・リオ/11歳)が出場した。 ISKAの世界大会に出場するには国内で開催されている地区予選から全日本大会への出場権を獲得し、更に全日本大会で入賞した者のみ出場が可能となっている。2人は全国大会で世界大会への出場権を獲得しての出場となった。 初日23日は計量と開会式があり、世界36 カ国から集まった1000人を超える選手が入場式を行う。開会式後は各国の選手たちと写真を撮ったり互いのSNSの交換が行われた。 24日競技初日、藤田琉樺がK-1カデットボーイズ(15歳~17歳)65kg以下に出場。1回戦で昨年のメダリスト、ケラー・トリスタン(ドイツ)から1Rにダウンを奪い判定勝ち。 続く2回戦はヨハンセン・フィリョ(デンマーク)から2Rに膝蹴りでダウンを奪い判定勝ち。3日目の本戦へ進出を決めた。試合後各国の関係者から「忍者ボーイ」と呼ばれ声を掛けられることも。 25日は弟の藤田莉王がK-1ライトボーイズ(6~11歳)55kg以上に出場。ワンマッチとなったこの試合で一回り大きなドイツ選手と対戦。 3Rフルに戦い3-0の判定で勝利を手に入れ ISKAアマチュア世界選手権大会にて日本人初の金メダリストとなった。 26日は藤田琉樺の決勝トーナメント。準々決勝ではジョセフ・ゾッコリロ(アメリカ)と対戦、USAコールが響く中、臆することなく試合を進め1Rにダウンを奪い判定勝ち。 準決勝戦はスタニスラフ・ホルベンコ(ウクライナ)との対戦。お互い決勝進出をかけた試合だけに積極的に攻める。ホルベンコがパンチで攻めるのに対し藤田が前蹴りとヒザ蹴りで攻める展開。拮抗した試合は藤田が2-1で薄氷の勝利を手にした。 決勝戦はダニール・プジャコフ(ドイツ)と金メダルをかけての試合。パワフルなダニエル選手のパンチをかわしカウンターを狙う藤田、一進一退の攻防で1R終了。 2R、被弾覚悟で距離を詰めるプジャコフのパンチが藤田を襲う。ギリギリのところでよける藤田、カウンターのヒザ蹴りで応戦する。プジャコフのパンチの印象が強いラウンドとなった。 3R、プジャコフの右パンチに合わせて三日月蹴りを放つ藤田、クリーンヒットするも前進を止めないプジャコフ。ボディーのダメージが表情に現れる。終盤プジャコフが突進を見せるも藤田が巧みにディフェンスを見せて試合終了。藤田の蹴り技がポイントをとったように感じるラウンドであったが、判定は3-0でプジャコフにあがった。 プジャコフの勝利宣言に泣き崩れる藤田琉樺。試合後は「ルカ、忍者ボーイ」と会場のところどころで声をかけられ写真を求められていた。
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