金賞に4作品 防犯うちわポスターコン 奄美大島防犯団体連絡協
奄美大島防犯団体連絡協議会(会長・安田壮平奄美市長)主催の「防犯うちわポスターコンクール」の審査会が27日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美署であった。同協議会管内(奄美市、龍郷町、大和村)の小中学校と高校(美術部)18校の児童生徒から210点の応募があり、4部門で金賞(4点)、銀賞(同)、銅賞(8点)が決まった。受賞作品は10月7日から20日まで奄美市名瀬のイオンプラザ大島店の階段踊り場で展示される。 ポスターコンは毎年恒例。10月11~20日の全国地域安全運動の一環として実施し、うちわの裏側にうそ電話詐欺の被害防止や自転車の盗難防止など防犯を描いた作品が対象。 市内の中学校、高校の美術教員3人が審査し「丸い形を生かし、構成がよく考えられていた」「いろいろな側面から防犯を捉えていた」「どれもよくできており、審査に悩んだ」とそれぞれ講評した。 奄美署によると管内では8月末現在、うそ電話詐欺の被害が9件約1300万円、SNS(インターネット交流サイト)型投資・ロマンス詐欺の被害が7件約7800万円発生している。神之真一生活安全課長代理は「不審に感じたメールや電話があったときは、遠慮なく警察に相談してほしい」と話した。