回転寿司サーモン人気不動 支払金額は1800円に上昇 マルハニチロ調査
マルハニチロ(池見賢社長)が25日に公表した「回転寿司に関する消費者実態調査2024」によると、恒例の「よく食べているネタ」(複数回答)は、13年連続で「サーモン」が1位となった。2位は「マグロ(赤身)」、3位は「ハマチ・ブリ」が続いた。トップ3は4年連続で同じネタ、順位となった。
調査は2月20~22日にインターネットリサーチで実施し、月に1回以上回転寿司店を利用する全国の15~59歳の男女から3000人の有効回答サンプルを集計した。
我慢することが多いネタ(複数回答)ではマグロ(大トロ)が20・1%となり、ウニの11・6%、マグロ(中トロ)の9・8%、イクラの8・8%などを大きく引き離した。
支払金額についての調査では、1人当たりいくらくらい支払うことが多いか聞いたところ、全回答者の平均は1804円だった。2022年の調査時は1572円、2023年は1690円と上昇傾向にあるようだ。男女別の平均では男性2018円、女性1590円と男性の方が428円高くなった。
エリア別の平均では、北海道が1984円と最も高くなり、関東1894円、北陸1859円が続いた。最も安かったのは甲信越の1625円。この他、中国1847円、九州・沖縄1801円、東北1748円、近畿1728円、四国1718円、東海1662円だった。
回転寿司店が持続可能な開発目標(SDGs)に関する取り組みを行った場合、店選びの優先度は高くなるか聞いたところ、低利用魚・未利用魚の活用(水揚げされても利用されない魚の活用)では「非常に高くなる」が12・8%、「やや高くなる」が33・1%で、合計した「高くなる(計)」は45・9%だった。「持続可能な漁業・養殖の実施・支援」では「高くなる(計)」が48・1%となった。