和歌山市と東京都北区が連携協定締結へ・飛鳥山や陸奥宗光邸宅跡が縁で
和歌山市は、防災や観光などの分野で東京都北区と連携協定を結ぶことになり、11月5日に和歌山市役所で締結式を行います。 東京都北区は、江戸時代に紀州藩出身の徳川八代将軍・吉宗が命じてサクラを植えたといわれている飛鳥山公園や、和歌山市出身で明治時代に外務大臣をつとめた陸奥宗光の邸宅跡の旧古河庭園などがあり、和歌山との関係性もあり、今回の連携につながりました。 連携は、能登半島地震の発生や南海トラフ地震臨時情報の発表を受け、防災対応を強化するほか、被災者の支援に当たることを目的に、食料や飲料水の提供、職員の派遣、被災児童・生徒の一時受入などで協力します。 協定の締結式には、和歌山市の尾花正啓市長と東京都北区の山田加奈子区長が出席して行われます。 また、これを記念して、サクラの苗木を交換したり、北区内にある和歌山ゆかりの地から、文京区にある和歌浦の風景を模した庭園・六義園(りくぎえん)までを訪ね歩くウォークイベントを行うほか、陸奥宗光生誕180年の記念講演会も予定し、和歌山と東京都北区の結びつきを深めていくことにしています。 和歌山市の尾花市長は「幅の広い交流をしたい」と連携に期待を寄せています。