「誰がそんな相撲取れって言ってるんだよ!」土俵に響く父の怒声 大相撲目指す小学生 元力士の父親 息子が相撲界の厳しさに耐えられるよう厳しさの裏に「優しい親心」
■小学生として最後の地元・関西で行われる大会へ
大相撲を目指す親子ですが、 相撲を離れれば、仲良しです。 【窪田悠希くん】「普段は優しいです。普段の私生活とか、めちゃくちゃ緩い」 【窪田清盛さん】「緩い?厳しくした方がいい?」 【窪田悠希くん】「いや、そのままがいい」 「デザートとか余ってたらくれる」 【窪田清盛さん】「それ、あまり優しいって言わなくない?」 10月27日、大阪・堺市の大浜公園相撲場。 【窪田悠希くん】「一番、一番、集中して、優勝目指してがんばります」 悠希くんにとって小学校生活最後の地元・関西で行われる大会です。全国から集まった男女およそ300人が、学年別に分かれて頂点を目指します。 去年、5年生の部で3位だった悠希くん。目指すは優勝です。 【窪田清盛さん】「慌てるなよ。やばいと思ったら止まって、落ち着け」 初戦を突破し、迎えた2回戦。 前へ前へ…。気がはやってしまい、相手の引きにはまってしまいました。 悔しさに、涙を流す悠希くん。 【窪田悠希くん】「悔しいです。“自分の相撲”が取れなかった」 【窪田清盛さん】「心優しいのはいいんですけど、それが相撲に出ちゃうと勝負にならないですよね。だから、あえて厳しいことを言って、心を鍛えています」 夢の大相撲へ。父子二人三脚で、自分たちが目指す“相撲道”を突き進みます。 (関西テレビ「newsランナー」2024年10月29日放送)