卓上での鍋は「ガスコンロ」と「IHヒーター」で1回当たり約257円の差に!? 本体価格の差も含めて比較
冬になると「鍋料理」が増える家庭が多いでしょう。キッチンのコンロを囲むわけにはいかないので、多くの場合で卓上コンロを使用するかと思いますが、「ガス」と「IH」どちらを使っていますか? ランニングコストが気になったことはないでしょうか。 本記事では、卓上のガスコンロとIHヒーターにかかる1回当たりの費用について計算してみます。 ▼1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり!「白菜」と「豚肉」メインだけど、栄養的に大丈夫?
カセットガスは1本約300円
カセットガスは岩谷産業の「イワタニカセットガス」で計算してみましょう。 2024年1月8日時点におけるAmazonでの販売価格は、12本組で3636円なので、1本当たり約300円です。問題は鍋1回当たり何本使用するかですが、岩谷産業株式会社によるとガスボンベ1本の連続燃焼時間は最大火力で約1時間となっているので、鍋1回当たりで1本余らせるくらいの消費量になるのではないでしょうか。よって、本記事では鍋にカセットガスを使用する場合、1回当たり300円の費用がかかるものとします。 日常の食事ではなく、親族が集まる機会やお酒の場であればもっと長い時間鍋を囲み、カセットガスも消費するかもしれませんね。
IHヒーターは約43円
IHヒーターはアイリスオーヤマ株式会社の「IHコンロ1400W IHK-T391-B」で計算してみます。 2024年1月8日時点でAmazonでのベストセラー1位となっている商品です。カセットガスと使用状況を合わせるために、最大火力1400Wを1時間使用したものとした場合の電気代を計算しましょう。電気代の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の「31円/kWh(税込)」とします。 1400W×31円/kWh(税込)÷1000×1時間=43.4円 IHヒーターでは1時間当たり約43円となりました。最大火力で1時間炊き続けることはあまりないかと思うので、適宜付けたり消したりしている場合には、この半額程度になるのではないでしょうか。
結論:IHヒーターのほうが約257円安い
本記事の試算では、鍋1回当たりの費用の差はIHヒーターのほうが約257円安いという結果になりました。ガスコンロはIHヒーターの約7倍の費用がかかるので、IHヒーターが圧倒的にお得だと言えるでしょう。