桃屋 長野県小海町と連携 白菜など特産食材で地域活性化
桃屋は6月14日から長野県小海町との包括連携協定に基づく地域活性化に向けた取り組みを開始した。3年目となる今年も期間限定メニューを展開し、クロスマーチャンダイジング(クロスMD)を実施する。白菜を通じたまちづくりへの貢献、地産地消の促進、県内における桃屋商品の認知・販売拡大につなげる。 同社と小海町は2022年6月、地域と都市部企業などが協働して双方の活性化を目指す「憩うまちこうみ事業」を推進する目的で包括連携協定を締結した。 小海町は標高1200mに位置し、夏場に獲れる「夏白菜」は高原野菜として生産量全国トップクラスを誇る。桃屋はその生産時期と生育環境が特徴の小海町産白菜に着目。長野県民や小海町を訪れる県内外の消費者に、白菜と相性が良い「キムチの素」など、様々な桃屋商品のおいしい食べ方を訴求する。
今年も8月4日まで町営日帰り温泉施設「八峰の湯」の併設食堂でコラボメニューを展開。小海町産白菜、蓼科高原ポークと「キムチの素」を使った「蓼科高原ポークの豚キムチ定食」、小海町産そば粉使用の小海そばと「ごはんですよ!」「つゆ大徳利」「穂先メンマやわらぎ」を使った「レタスたっぷりサラダそば~海苔わさびの和風だれ~」などを提供する。 メニューは主に同社公式ホームページで公開している「桃屋のかんたんレシピ」の中から厳選し、特産食材の味わいを生かし、桃屋商品と組み合わせた。「豚キムチ定食」や「サラダそば」のほか、長野県産信州福味鶏と「つゆ大徳利」を使った「信州福味鶏の親子丼」、「しびれと辛さががっつり効いた麻辣香油」を使った「麻辣フライドポテト」を提供する。 スーパーマーケット「デリシア」の一部店舗では県産白菜と「キムチの素」をクロスMDで販売する。店舗販売時にはシンボルメニュー「豚キムチ」をPOPで展開し、その簡便性とおいしさを訴求する。 6月20日に放送された信越放送の情報番組ではデリシア店舗で撮影した取り組みを紹介した。また、小海町と桃屋の取り組みを紹介するTVCM、片岡愛之助さんが出演して「キムチの素」で作る「豚キムチ」を紹介するTVCMも6月14日から信越放送で放映している。