オフィス街で人気、レーズンどっさりパン オ レザン アマン東京で秘密の朝食スポット発見
連載《hotel TIPS》Vol.27
編集長がホテルのおいしいものや楽しみを探しに行く「hotel TIPS」。今回、訪れたのは世界的に人気の高いラグジュアリーリゾート、アマンリゾーツが日本に初めて開いたホテル「アマン東京」のペストリーショップです。場所は東京のオフィス街、大手町。2021年に誕生したお目当ての「ラ・パティスリー by アマン東京」で女性に大人気なのが、甘さも香りもリッチなパン オ レザンです。朝食にもピッタリと思い、開店直後に訪れました。 【1分動画・写真はこちら】見るだけでなぜか幸せ…「パンができるまで」を動画と写真で。シェフは何を語る?
■巨大オフィス街 秘密の朝食スポット
アマン東京が入居するビルはオフィス街のど真ん中。ラ・パティスリーはその地下2階にあります。まだ周りの飲食店のシャッターが下りたままの朝7時にオープン。ひときわおしゃれな店構えが異彩を放ちます。 黒を基調としたオーセンティックな内装。ホテルの内装と同じ巨大な玄武岩を使ったカウンターのショーケースには、見た目も美しいペストリーやサンドイッチ、アート作品のようなスイーツがずらりと並んでいます。横にはガラス張りのキッチンがあり、コックコートのシェフやパティシエがスイーツやパンを作る様子を見ることができます。 周囲にはおいしそうなバターの香りが漂い、それに誘われるかのようにビジネスパーソンがひとり、またひとりと店に吸い込まれていきます。パンをテイクアウトする人もいれば、傍らのテーブルで食べ始める人もいて。実はここ、感度の高いビジネスパーソンがひいきにする、秘密の朝食スポットなのだそうです。 朝の時間帯、サンドイッチや甘いパンがよく売れるなかで「女性に人気なのがこのパン オ レザンです」とドゥミシェフの村山侑大さんが教えてくれました。 パン オ レザンとは一般にバターをたっぷり折り込んだクロワッサン生地に、ラム酒に漬けたレーズンとカスタードクリームを巻き込んで、香ばしく焼き上げたデニッシュパンのこと。うずまき状の平べったい形がおなじみで、巻き込んだカスタードクリームの甘さとレーズンがブラックコーヒーによく合います。