西武5点先制 62イニングぶり1イニング複数得点 前日“懲罰交代”の元山が先制打
◇交流戦 西武ー広島(2024年6月12日 ベルーナd) 西武が5回に一挙5点を先制した。1イニングの複数得点は、6月4日のヤクルト戦の7回を最後に、実に62イニングぶりだった。 【写真】<西・広>5回、適時打を放ちガッツポーズする元山 (撮影・白鳥 佳樹) 2カ月連続は球団史上初の屈辱となる今季ワーストタイの8連敗を喫した前日。渡辺監督代行兼GMは、4回に失策した元山を「締めていかないといけない」と5回の守備から交代させる厳しさを見せていた。この日の試合前、「俺は元山を今日もスタメンで使う。このメッセージを受け止めてくれるか」と語っていた。 その元山が0―0の5回2死三塁で打席に立つ。森下のカットボールを中前に運んだ。汚名返上の先制打。「早い段階でいい流れをつくりたかった。それだけを考えて打席に入った」と必死だった。 5回は元山から打線がつながった。西川の右中間2点三塁打、中村剛の適時内野安打、陽川の中前適時打でこの回、一挙5点を奪った。