ビッグクラブが狙う

オナナの争奪戦は避けられないか photo/Getty Images

バルセロナは、ビッグクラブ間での争奪戦が予想されるベルギー代表MFアマドゥ・オナナ獲得の可能性について、エヴァートンに接触したようだ。 スペインメディア『SPORT』によると、バルセロナのスポーツ・ディレクターであるデコ氏は今夏でのオナナ獲得のため、エヴァートンに直接連絡を取り、同選手の獲得争いに加わりたいと申し出たという。バルセロナはMFガビが膝を負傷し中盤が手薄になるため、前から中盤の補強に前向きで、今夏に即戦力となる中盤を補強したいようだ。 現在22歳のオナナは、2022年に3300万ポンド（約61億円）でエヴァートンに加入して以来、印象的なプレイを見せており、度々プレミアリーグの強豪への移籍が噂されてきた。 同メディアによると、そんなオナナに対してエヴァートンは5100万ポンド（約95億円）を要求すると見られているが、その金額は現在のバルセロナが払える額ではないとのこと。実際、バルセロナはオナナとの契約に3500万ポンド（約65億円）しか用意しておらず、バルセロナ側はオナナ自身ががクラブへの移籍を希望することを強く望んでいるという。また先日、デコ氏は資金面の関係で今夏の大型補強はないと認めたが、チームを向上させることに全力を注ぐため、僅かな可能性に懸けてオナナに獲得オファーを出すことを決断したようだ。 バルセロナはかつて同チームで活躍したヤヤ・トゥレのような優れたフィジカルを持ち、チームに新たな活力を与える選手を調査しており、そこで候補として上がったのがオナナだという。資金面で移籍の実現は困難と見られるが、果たしてオナナはバルセロナに移籍するのだろうか。