選挙違反疑惑の斎藤知事 絶縁した親族が激白していた相続トラブル 身内も指摘していた「倫理観の欠如」
遺産を巡ってトラブルか
今年9月、週刊新潮は、パワハラやおねだり疑惑の渦中にあった斎藤氏について、身内がどう考えているのかを取材するために、ある親族を訪ねていた。以下、親族とのやりとりである。 ――斎藤知事について。 「世間をお騒がせしてしまい、大変申し訳ございませんが、うちは知事選(2021年7月)の1年前からお付き合いをしていないんです」 ――トラブルがあったのか。 「そうですね。寝耳に水のようなことがあり、もう一切お付き合いをしておりません。ご近所にも知り合いにも、あの子の親戚だということは伏せています」 関係者の間では、斎藤知事の祖父の遺産を巡って、トラブルがあったといわれている。
「優秀だっただけに、もっと倫理観を持っていれば」
――彼が幼い頃はお付き合いはあったのですか。 「はい。小さい頃から応援をしていて、お正月やお盆などの節目ごとに親しく仲良くやってきたのに、なぜ、ということがございまして……」 ――トラブルは斎藤知事本人か、彼の両親か、どちらによるものですか。 「両方ですね」 ――相続でもめたのですか。 「もめたも何も、あちらからの一方的攻撃。こちらは“ワァッ”という感じです」 ――おねだり癖について。 「おねだりはされなかったですけど、お年玉は渡していました。非常に恵まれた環境で(斎藤知事は育っていて)、彼にとってはそんな全てが当たり前だったのでしょう」 ――だから、今のようになってしまったと。 「そうですね。苦労が足りなかったのでは。他人がどういう気持ちになるとか、いろんなことを経験してから(知事に)なっていればと思うと残念、無念です。優秀だっただけに、もっと倫理観を持っていればね」
斎藤氏が変わったのは「官僚時代」
――彼はいつ頃から変わったのでしょうか。 「官僚時代ですね、社会人になってから」 ――今のお気持ちは。 「世の中に顔向けできません、こんな大きなスキャンダルを起こして。言語道断というか、もう一生関わりたくありません」 ――知事を辞任すべきでしょうか。 「もちろんです。税金からお給料を頂いているのに、なぜ、こんなに厚顔無恥なのか。恥ずかしいとしか言いようがありません」 デイリー新潮編集部
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