アルカラス、4強入りならずも「落ち込んでいる暇はない」

「マイアミ・オープン」準々決勝で敗れたカルロス・アルカラス（Photo by Getty Images）

世界ランク2位のカルロス・アルカラス（スペイン）は現在開催中の「マイアミ・オープン」（アメリカ・マイアミ／ATPマスターズ1000）準々決勝でグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア／同12位）に2-6、4-6と苦杯。「13歳になったような気分にさせられた」と相手のプレーを称えた。 【動画】ディミトロフがアルカラスに快勝し4強へ マッチハイライト 前週行われた「BNPパリバ・オープン」（アメリカ・インディアンウェルズ／ATPマスターズ1000）で昨年7月のウィンブルドン以来となるタイトルを獲得したアルカラス。インディアンウェルズ、マイアミを制する“サンシャイン・ダブル”を狙ったが、準決勝に進むことはできなかった。 試合序盤からディミトロフが繰り出すテンポの速い攻撃によりポジションを下げられてしまう。ミスを恐れず左右に動かされてしまい、試合のペースを握ることができないままストレートで敗れた。 試合後、アルカラスは「彼は素晴らしいテニスをしたと思う。解決策が見つからず、コートで居心地悪くさせる方法が見つからなかった。彼からしたら最高のゲームだっただろう」と試合を振り返る。 昨年10月のATPマスターズ1000上海では1セットを奪いながら接戦の末に敗れたが、今回は完敗。「彼のプレーは素晴らしく、完璧だった」と脱帽し、「13歳になったような気分にさせられたよ（笑） チームと自分が何をしなければならなかったのかわからないと話していたんだ。彼の弱点も何もわからなかった」と勝機を見出すことができなかったとした。 とはいえ、インディアンウェルズから調子を取り戻し、「フラストレーションがたまっているけど、テニス自体には満足している」と手ごたえを口に。「落ち込んでいる暇はないよ。大会はたくさんあるし、シーズンは始まったばかり。練習を楽しみ、次の大会を楽しみにするよ」とこれから始まる得意のクレーコート・シーズン、その先の戦いへ目を向けた。