【バレー】パナソニック・山内晶大主将「自分たちのバレーもできて、結果も3-0で終えることができたので非常に嬉しい」天皇杯準決勝会見
12月16日に東京体育館(東京都)で行われた令和5年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド準決勝JT広島対パナソニックの試合後の会見の模様をお届けする。
パナソニックパンサーズ選手、監督
■パナソニックパンサーズ ●山内晶大主将(ミドルブロッカー) 去年はJT広島さんに(準々決勝で)負けているので、今年こそ勝って雪辱を果たすじゃないですけども万全の体制という点では非常に自分たちのバレーもできて、結果も3-0で終えることができたので非常に嬉しいです。 明日試合があって、そこで勝たないと意味がないと思っています。 明日に向けてしっかり準備して自分たちのバレーができるように頑張っていきたいと思います。 ●深津英臣選手(セッター) 試合予定時刻より遅れてスタートしたというところで、その気持ちの面で作っていくのはすごく難しかったのでスタートどうなるかな思っていました。 しっかりと相手を対応しながらやれたのが凄く良かったと思います。 明日もどうなるかわからないですけど、自分たちのバレーボールを信じてやっていけばいいかなと思います。 ●山本智大選手(リベロ) 今日はJTさんの強力なサーバー、アタッカーがいる中でレセプション(サーブレシーブ)とブロック&ディフェンスでよく耐えられていいバレーが展開できたかなと思います。 明日はどうなるかわかりませんが、全力尽くして絶対優勝します。応援してください。よろしくお願いします。 ――山内主将に。今日は第3セットの途中以外は安定した戦いで3-0で勝利したが、キャプテンとして今チームの状態はどのように見ているか? 山内:チームの状態は非常に今のところよく行っていると思います。 コミュニケーションもしっかりとれてチームで各々のやるべきプレー、役割を果たせています。 あとはそれがどれだけ自分たちの気持ち、プレーが結果につながるかという部分です。 特に心配していることありませんし、今日の3-0の試合に関しては、自分たちはサーブが走っていて、相手に思うようなコンビ、攻撃をさせなかったことが非常に良かったのかなと思います。 明日はそう簡単にうまくいかないと思いますがサーブも他のプレーもしっかりアグレッシブにいきたいなと思います。 ――深津選手に。パナソニックとしては本当久しぶり(2017年以来)の優勝がかかった試合だと思いますが、何が一番大事になってくるか? 深津:スポーツは相手があることなので、その予想というのはあまりできないですし、明日もすごく難しい試合になると思います。 最近僕は考えているのは良いイメージをつけすぎないように試合の中でどう対応していくかがすごく大事になってくると思います。 あまりいい展開を自分の中に想定しすぎず、悪いこともあまり考えすぎずしていくことで、自分がフラットな状態で試合に入れています。 皆さんご存じとおり、パナソニックには凄い選手、代表選手が一杯います。 彼らが明日の試合にも準備してくると思いますし、一人一人が僕もしっかりと自分の力をできるように、今日からしっかりと準備していくことが重要なことです。 ――ジェスキー(トーマス)選手の良さは? 深津:彼は身長が大きいのにパスもできます。 早いトス(セット)でも(助走を早く入るので)ボールに到達するまでが早いので。あんまり何も考えずにトスを上げていいます。 本当に早いトスをしばけるのはジェスキーの良さです。 明日は対策してくると思いますので、それは駆け引きしながら信頼してトスを上げていきたいな思います。 ――皆さんに。深津選手と山内主将はこの大会、もし明日優勝できたら2017年以来でそこにかける思いを。山本選手は移籍して初タイトルということになりますがどのような思いで臨むか? 深津:僕は天皇杯は確か1回優勝してそれだけだったと思います。 優勝したいのは毎年思っています。 今目の前にチャンスがあるということのところで。緊張はしていますが、自分らしく明日の決勝頑張りたいなと思います。 山内:最近パンサーズは天皇杯もVリーグも優勝から遠ざかっており(Vリーグでは2018-19シーズンに遡る)そこは楽しんで決勝の舞台でバレーをしていきたいです。 あまり根性論は好きじゃないですけど、気持ちが強いチームの方が優勝できると思って明日楽しくプレーしたいなと思います。 山本:僕は目の前の優勝という素晴らしい景色を見られるように、このパナソニックパンサーズに移籍して本当にこれを達成するために頑張っていました。 しっかり自信を持ってことでプレーすることと、またコート上でいいパフォーマンスを出せる自信があるので、しっかりこれからの時間の使い方をして明日に向かいたいです。 ――ボールがVリーグ(ミカサ)と違うモルテンのボールでやりにくさはあるか? 山本:フローターサーブが少し伸び、ここで落ちるみたいな感じの感覚がありました。 徐々に慣れてきたので。ジャンプサーブ(スパイクサーブ)が入ってきたらしっかりコート内にキープしてやろうと思っているだけでそれほどミカサとモルテンの差はないかなと感じています。 ――深津選手と山内主将に。新加入の選手が今年多い中で今迄から引き継がれていること、もしくはさらに進化したところでいう部分で感じているは? 深津:パンサーズは僕が入社した時から、もうもっと前の先輩たちから感じているのは常に強いチームであり続けるというプライドを持っているチームだなっていうのは感じています。 今の選手もそれを胸に常に毎年毎シーズン、そのプライドを持って戦っていま。 それは新加入の選手が入っても引き継げていると思います。 新加入選手が入ったことでサーブ力が凄く上がっています。 今日も苦しいところでブレイク取ったりしました。 サーブはシーズンのパンサーズ武器でいい状態だと思います。 山内:僕は知る限りではずっと強いチームであり続けています。 それはもう僕が入団する前から強いチームを作ってきて、自分たちもそれを途絶えさせてはいけないと思っています。 それをしっかりとコート上で表現して証明しないといけないっていうのは引き継いでいる部分です。 新規入ってきた選手はビッグプレーヤーで各々やるべきことも分かっていますし、チームにどういうものを還元すればチームがより一層強くなるかというのは知っています。 どの選手とってもリーダーシップがあってキャプテンシーがあるのでいかなるチームが悪い状態でもいい時でもチームを良い方向に引っ張っていく能力があると思います。 そこは非常にキャプテンをしていますが助かっている部分です。 それをもっと良い方法に向けていけたらいいなと思います。 ●ティリロラン監督 3-0で勝てて非常に嬉しいです。非常にタフな試合でした。 その理由はエネルギーを一杯使いました。 JTさんはVリーグで本当に活躍していて(10チーム中3位)、サーブもアタックも非常に強いチームなので、なるべくコントロールするのが重要になると思っていました。 今日は本当にチーム全体的に全員がいいプレーをしていて、戦術的にも嵌ったのかなと思います。 ――マッチポイントで2枚代えしたことについて。 ティリ:大塚選手が絶対エースを取る期待したのでわかったのでやりました。(笑) 西山選手の方がブロックが高いですしいいのでもっとライン側にプレッシャーを与えたかったので、2枚代えしました。 でも大塚選手がサービスエースしちゃったのでそうなりました。 ――試合後半まで選手を交代しなかったのは? ティリ:毎試合違うものだと思っていますし、そのコーチングスタイルとかもそれで毎回変えています。 今日の試合ではいい流れに乗っていました。 選手コートの7人全員集中していましたし、本当に皆さんがいい活躍をしていたので、その流れを変えないように誰も入れ替えなかったです。 数字だけ見ると JTの江(川)選手とラッセル(アーロン)選手は70%以上、アタック決定率が高確率で新井(雄大)選手も60%以上でした。なので、アタックとブロックに関してはJTの方が良かったですが、でもその中でも3-0で勝てました。 本当にコートの中を見ていたら、なんか特別なオーラが見えた感じがしたので、誰も変えずにそのまましました。 今日の試合は勝った理由はパスとサーバー非常に良かったと思うので代えなかったです。 ――明日優勝がかかったタイトルマッチですが、選手たちにはどんな言葉で送り出したいと今考えていますか? ティリ:天皇杯が始まる前に4試合を勝ちに行こうっていう言葉を言いました。 なので、選手たちも今日勝ちましたが、もう明日のためしっかり準備していることを祈っています。 明日の戦術面は今は言えないですが、でも今日みたいないい試合をしたいとは思っています。 なるべくクレク、高梨、近、山崎選手は非常に強いサーブがあるので、そこをコントロールして、私たちはサーブでプレッシャーをかけながらプレーしたいと思います。 今日と比べたら明日のアタック効果率が低くなるかもしれないですが、でも勝ちたい気持ちは同じようにスピリット高く戦いたいと思います。