巨人 原石発掘で投手王国へ 育成2投手を来春キャンプでテスト登板 1年目の園田&千葉を対外試合で
巨人の阿部慎之助監督(45)が4日、1軍の秋季練習に参加している育成1年目の園田純規投手(19)と、千葉隆広投手(19)を来春の沖縄キャンプ中に、対外試合でテスト登板させるプランを明かした。実戦増も予定。隠れた原石を発掘し、投手王国を造り上げる。 「沖縄に入って早めに2試合ほど予定している。そこで投げさせるかもしれない」。阿部監督がこの日の秋季練習後、温めているプランの一端を明かした。園田と千葉は今季は主に3軍戦でローテを守り抜き、推薦を受け1軍練習に参加中。練習では直接、助言を送るなど期待は高い。 今季最多勝の菅野が海外FA権を行使し、メジャーに挑戦する意向。代役の有力候補になる西舘と又木はこの日、プエルトリコでウインターリーグに参加するため出発した。「菅野の抜けた穴をどう埋めるか。こちらは考えるのが楽しい」と話す指揮官だが、中長期的な育成にも目を向ける。 また、「第3回プレミア12」では井上が、13日の豪州戦で開幕投手を担う。「一番の心配はそこ。ベースカバーにちゃんと行けよと。そこだけだよ、本当」と、ジョーク交じりに親心をのぞかせた阿部監督は「なかなか、こんな経験はできない」とエールを送った。育成と編成。両面に主眼を置き、常勝チームを作る。