職場で「再雇用」の話が出ていますが、定年後の再雇用は年収が「約20%」も下がると聞きました。別会社に再就職すべきですか? 年収が下がるのは“仕方ない”でしょうか…?
再雇用と再就職にはそれぞれメリット・デメリットがある
定年後に必要な生活費に対し、貯蓄と年金で足りない分は、働いて稼ぐことが一般的な対策といえるでしょう。働く場合は定年前と同じ会社に再雇用される場合と、別の会社に再就職する選択肢が挙げられます。 再雇用のメリットは慣れた環境で働けることです。定年前と通勤方法などが同様であり、仕事内容や人間関係もある程度は事前に把握、想像できることが多いでしょう。一方、自分が定年前に役職者の場合、再雇用後には役職がなくなり、元部下が上司となってお互いに仕事がやりづらいといった状況が生まれる可能性もあります。 再就職のメリットはこれまでの環境を一変させ、改めてチャレンジできる点が挙げられます。今までの職場に不満があった人や、昔からやりたかったことに挑戦してみたい人にとっては、再就職は良い機会です。一方、就職活動をする必要がある点や、今までのやり方が通用しない可能性がある点などには注意が必要です。
まとめ
定年後は再雇用の場合でも再就職の場合でも、年齢が高くなればなるほど収入は減っていく傾向にあります。 本記事を参考に、定年前にできる基本的な確認、シミュレーションを実行したうえで、定年後どのような働き方、生き方をしていくのがいいかを検討しましょう。 出典 内閣府 令和5年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)第2節 高齢期の暮らしの動向 1 就業・所得 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査 株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター 【基本報告書】シニア層の就業実態・意識調査 2023―個人編 60~74歳― 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部